パーパーヤンユー

  • :中国料理

  • 現地表記

    :پاپا ياڭيۇ(ウイグル語)

  • 概要

    :蒸しじゃがいもを黒酢と辣油で。

パーパーヤンユー

この「パーパーヤンユー」はウイグル人の実体験を伺ってとても感激した料理です。なんでも、路上の屋台で蒸しじゃがいもが売られていて、小学校の帰りにこれを食べて帰るのが子供心に大好きだったとか。ほかほかに蒸されたじゃがいもに、アチックスーラーザ(黒酢と辣油)をかけて、それがとにかく美味しくてしょっちゅう食べていたと。日本でもじゃがいもがあればいつでもふかすだけで作れるおかずです。ほくほくじゃがいもにアチックスーラーザ(黒酢と辣油)がすごく合い、とても美味しいです。マヨネーズ系ポテトサラダよりもカロリーダウンだし、酢は健康的だし、こういうじゃがいも料理も良いものです。

材料

4~8人分):

じゃがいも(※1)
中8個
黒酢(※2)
大4(※4)
辣油(※3)
小2(※4)
  • ※1:じゃがいもは、きたあかりや男爵など、煮崩れしやすい品種がよいです。
  • ※2:中国の黒酢があるとよいです。ない場合は日本の黒酢でよいです。
  • ※3:辣油は市販品でもよいですが、油泼辣子(ヨーポーラーズ)(≫こちら)のように手作りすると美味しいです。
  • ※4:黒酢は1人大さじ1、辣油は1人小さじ1/2を目安に表記しましたが、かける人の好みにより増減します。

調理時間

:30 分

作り方

  1. じゃがいもの芽を取り、皮をむき、水洗いし、小さめじゃがいもなら2つに、大きめなら3つか4つに切り分ける(1片50 gくらいがよい)。
  2. 蒸し器をセットし、じゃがいもを入れてフタをし、強火にかけ、蒸気が出てきたら弱~中火にして、常に蒸気が出ている状態で20分、あるいはじゃがいもに菜箸がすっと刺さるまで蒸す。
  3. 蒸したじゃがいもに黒酢と辣油を添えてサーヴする。
  4. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 1人がじゃがいも2個分を食べるなら4人分、1人1個なら8人分のレシピです。
  • 電子レンジやゆでる調理よりも、蒸気で水分を与えながらほかほかに蒸すじゃがいもの味わいは素晴らしく良いので、蒸し調理を勧めます。
  • 蒸し器には、蒸している間に水がなくならないよう、十分な量の水を入れます。
  • じゃがいもの皮をむいたほうがじゃがいも表面をほくほくに蒸すことができます。
  • じゃがいもは蒸し器に入るだけたっぷり蒸して、食べない分は他の料理に使うとよいです。

Tips about cuisine

  • 「パーパーヤンユー」のウイグル語(中国新疆自治区を中心に居住する民族の言語)の綴りは「پاپا ياڭيۇ」。
  • 「پاپا」(パーパー)は「ほくほく」の意味、「ياڭيۇ」(ヤンユー)はじゃがいもの意味。よって「پاپا ياڭيۇ」(パーパーヤンユー)は「ほくほくじゃがいも」の意味である。
  • 「پاپا ياڭيۇ」(パーパーヤンユー)は「پ ا پ ا ي ا ڭ ي ۇ」が「u y ng a y a p a p」でこれを右から読む。
  • 「アチックスーラーザ」の綴りは「ئاچچىقسۇ لازا」。「アチックスー」(ئاچچىقسۇ)が黒酢、「ラーザ」(لازا)が辣油の意味。


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