パンプキンスープ

パンプキンスープ

かぼちゃはハロウィンのみならず、サンクスギビングデー(Thanksgiving day)でもよく食べられる食材です。米系の国々では、サンクスギビングデーを祝い、楽しむ習慣があり、かぼちゃは、かぼちゃのパイやかぼちゃのスープとなって食卓に登場します。地域や家庭によって味付けや使う材料にも幅がありますが、ここでは、かぼちゃをゆでないことで水っぽくせず、生クリームを使ったクリーミーで濃厚なスープを作ります。また、外国のかぼちゃは日本で一般に出回るかぼちゃと種類が違うのですが、ここでは日本で流通するかぼちゃを使うレシピにしました。

材料

6人分):

かぼちゃ
1/2個(※1)
玉ねぎ
1/2個
バター
大1
200mL(※2)
牛乳
400mL
生クリーム
150mL(※3)
鶏がらスープの素
小1/2
ベイリーフ
1枚
小1
こしょう
小1/8
ナツメグパウダー
小1/8
ドライタイム
少々
  • ※1:かぼちゃ1/2個で800gから900gくらいあると思いますが、かぼちゃの大きさや実の厚さには差があるので、加える水の量で加減すればよいです。
  • ※2:水の量は少なめに記載しています。最初作ったものが濃厚なら水を増やして薄く調整します。
  • ※3:カロリーが気になる場合は生クリームを減らしてもよいです。

調理時間

:40 分

作り方

  1. かぼちゃのワタと種を取り、7cm角くらいのブロックに切り、耐熱容器に入れてフタ(あるいはラップ)をし、電子レンジで十分加熱し(例えば500Wで7分など)、ほくほくにふかす。
  2. その間に、玉ねぎを1mm以下の薄切りにする。
  3. スープを作る鍋にバターと玉ねぎを入れて中火にし、玉ねぎをよく炒め、玉ねぎに色がつき始める頃に火を止め、そのまま置いておく。
  4. かぼちゃの粗熱が取れたら皮を薄くむいて取り除き、2cm角くらいに切って鍋に入れる。
  5. 水と牛乳を入れて強火にかけ、沸騰直前に弱火にして、かぼちゃを煮る。
  6. バーミックス(あるいはミキサー)にかけ、全体を均一になめらかにする。
  7. 生クリームのうち、仕上げの飾り用を一部残しておいて、残りのうち好きな量を鍋に入れ、鶏がらスープの素、ベイリーフ、塩、こしょう、ナツメグを入れて全体を均一に混ぜながら煮る。
  8. 味見をして、塩加減、さらさら加減、生クリームの濃厚さなどを好みに調える。
  9. 器に盛り、生クリームを表面にかけ、ドライタイムを散らして出来上がり。
  10. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • レシピの水の量は少なめに記載しています。最初作ってみて、好み以上に濃厚なら水を増やして調整します。その逆ができないので、水の量を少なめに記載しています。
  • 濃厚に作りたい場合、水をすべて牛乳にしてもよいです。
  • 現地ではチキンブロース(Chicken broth)をよく使うので、このレシピでも鶏がらスープの素を少し加えています。省いてもよいです。
  • 玉ねぎと一緒ににんじんの薄切りを調理するレシピもあります。にんじんが入ると色を濃いオレンジ色に作ることができます。
  • メープルシロップを入れるレシピもあります(おそらくは特にカナダ)。
  • ミキサーにかける場合は、煮汁が熱いと飛び散りやすくなって危険なので、加熱済みのかぼちゃと玉ねぎと冷たい水をミキサーに入れて回してもよいです。
  • ドライタイムのかわりに、パセリのみじん切りでもよいです。
  • 余ったかぼちゃの皮は油で素揚げにすると「かぼちゃの皮チップス」になり、おやつやおつまみになります。余ったかぼちゃのわたは、天ぷらや卵焼きにすると美味しいです。余ったかぼちゃの種は、乾燥させて炒ると中がおつまみになります。

Tips about cuisine

  • 「パンプキンスープ」の英語(米国、カナダ、グアム、米領サモア、プエルトリコ、米領バージンの公用語)の綴りは「Pumpkin soup」。
  • 「Pumpkin」(パンプキン)はかぼちゃ、「soup」(スープ)は汁物の意味である。よって「Pumpkin soup」(パンプキンスープ)は「かぼちゃスープ」の意味になる。
  • 米系の諸外国ではサンクスギビングデー(感謝祭)でよく作られる料理であり、サンクスギビングデーは、米国、グアム、米領サモア、プエルトリコ、米領バージンは11月第4木曜日、カナダは10月第2月曜日である。


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