チキン65

チキン65

「チキン65」って面白い名前ですよね。インドやネパールのほか、インド系住民が多いフィジーやモーリシャスなどでも食べられている、鶏肉を使った軽食です。スパイスを豊かに使い、素晴らしい美味しさに仕上がった人気料理です。チキン65の組成を私なりに研究して、鶏肉が風味豊かに美味しくなるミックスマサラ(ミックススパイス)を作ることができ、結果として美味しいチキン65を作ることができました。現地では、チキン65はドライタイプとウェットタイプがあり、今回紹介するのは、ドライタイプです。

鶏のから揚げの最高峰完成♪チキン65マサラの組成研究、現地市販品8銘柄の組成検証。

材料

2人分):

卵(※1)
小1個
チキン65マサラ
大2
薄力粉(※2)
大2
トマトペースト
大1
鶏肉(※3)
300g
揚げ油
適量
  • ※1:現地のレシピは卵白のみを使用しますが、全卵を使ってもよいです。
  • ※2:現地のレシピはコーンスターチと薄力粉の両方を使います。コーンスターチ大2、コーンスターチと薄力粉を大1ずつ、など好みで調整してもよいです。
  • ※3:鶏もも肉でも鶏胸肉でもよいです。

調理時間

:40 分

作り方

  1. ボウルに卵を割り入れて軽くほぐし、チキン65マサラ、コーンスターチ、トマトペーストを入れて混ぜる。
  2. 一口サイズに切った鶏肉をボウルに入れ、全体に味がなじむように混ぜ、冷蔵庫に30分入れておく。
  3. 鶏肉を揚げる鍋に、深さ3cm以上の油を入れ、低めの温度(160℃くらい)に熱する。
  4. 鶏肉を入れ、互いがくっつかないように菜箸で離しながら揚げ、徐々に温度を上げて、鶏肉が揚がったら網にとって油を切る。
  5. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • チキン65マサラは日本ではなかなか販売されていないのですが、その材料は市販されているので、リンク先を参照に手作りすると楽しいと思います。
  • 揚げ物に慣れないうちは、生焼けがこわいので、1つ切ってみて、中まで火が通っていたら出来上がり。生焼けなら揚げ直します。

Tips about cuisine

  • 「チキン65」の英語(バングラデシュ、パキスタン、ネパール、フィジー、モーリシャス、南アフリカ共和国の公用語、インドの準公用語)の綴りは「Chicken 65」。
  • 「Chicken」(チキン)は鶏肉の意味。「65」(シックスティーファイブ)は「65」の意味で、「Chicken 65」(チキンシックスティーファイブ)は「鶏のスパイシー唐揚げ」の意味になる。
  • 「Chicken 65」を日本語カタカナで表記すると「チキンシックスティーファイブ」になるのかもしれませんが、現地っぽく、ちょっと流暢な英語を気取って、「チキンシシティファイ」のように呼ぶと現地の雰囲気に近くなります。
  • 「65」の由来は不明だが、1)65種類の材料を使う、2)スパイスで65日間保存できる、3)1965年考案のレシピ、4)料理No.65、等の諸説ある。
  • 「チキン65」にはドライタイプとウェットタイプがある。ウェットタイプのレシピは、≫こちら


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