シュリンプカリー
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国
:バミューダ料理、バハマ料理、タークスカイコス料理、ジャマイカ料理、ドミニカ共和料理、ケイマン料理、米領バージン料理、英領バージン料理、シントマールテン料理、サンマルタン料理、アンギラ料理、サンバルテルミー料理、サバ料理、シントユースタティウス料理、セントクリストファーネイビス料理、アンティグアバーブーダ料理、モントセラト料理、グアドループ料理、ドミニカ国料理、マルティニーク料理、セントルシア料理、セントビンセントグレナディーン料理、バルバドス料理、グレナダ料理、トリニダードトバゴ料理、アルバ料理、キュラソー料理、ボネール料理
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現地表記
:Shrimp curry(英語)
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概要
:カリブ海のエビカレー
カリブ海にカレーが入り、広まり、根付いたのは、きっと砂糖への欲望からカリブを侵略した英国のせい。多数のインド人も労働者として入植し、支配者層としての英国もカレーを知っていた。だけど、一番の理由は、「カレーが美味しいから」なのだと思います。カリブ海の中ではまるで国境線などないかのように出稼ぎで島から島へ移る人がたくさんいて、私が出会った実例では、ジャマイカ人がシントマールテンで家政婦をし、セントビンセント人が英領バージンの料理屋で台所仕事ををしていた。カリブ海の料理は垣根が低く、国ごとの独自性が小さいのです。でもこのカレーはイギリスで食べる味でもなく、インドで食べる味でもありません。是非この「カリブ海風味」を試してみてください。
材料
(2人分):
- むきえび(※1)
- 300g
- クミンシード(※2)
- 小1.5
- コリアンダーシード(※2)
- 小2
- マスタードシード(※2)
- 小1.5
- 黒こしょう粒(※2)
- 小1.5
- ターメリック(※2)
- 小1.5
- 乾燥赤唐辛子(※2)
- 1本
- 玉ねぎ
- 1/2個
- にんにく
- 2かけ
- 生姜
- にんにくと同量
- サラダ油
- 大2
- トマトソース(※3)
- 大1
- 水
- 1C
- 塩
- 小1/2
- ライム汁(※4)
- 小1/2
- ※1:今回は冷凍むきえび使用。生のえびならより美味しく作れます。
- ※2:これらのスパイスの代わりに、コロンボパウダー(カリブ海のカレー粉)があれば、コロンボパウダーと唐辛子粉で作ると現地の風味が簡単に出ます。日本のカレー粉で代用する場合は、カレー粉と辛子粉と唐辛子粉で代用できます(辛子粉が重要です)。
- ※3:トマトソースのかわりに、皮をむいた生トマト1個や、缶のトマトを中1個分などを用いてもよい。
- ※4:ライム汁のかわりにレモン果汁で代用してもよい。ポッカレモンでもよい。
調理時間
:1 時間
作り方
:
- むきえびは竹串の先を使って背わたを取っておく(冷凍えびなどではこの作業を省略できる)。
- クミンシード、コリアンダーシード、マスタードシード、黒こしょう粒、ターメリックパウダー、乾燥赤唐辛子をフライパンで乾煎りし、焦がさないようにカラカラにする。
- 乾煎りの香辛料の香りが立ってきたら、小型ミキサー(あるいはスパイスミル、バーミックス、スパイス乳鉢など)に入れてパウダー(あるいは粉々)にする。
- 玉ねぎ、にんにく、生姜をみじん切りにする。
- フタができるフライパンか小鍋に油を入れて中火にかけ、煙が立ち始めるくらいになったら玉ねぎ、にんにく、生姜を入れ、混ぜながらまんべんなく火を通す。
- 玉ねぎが透き通って全体に火が通ったらパウダー状になったスパイスを入れ、混ぜながら3分炒める。
- トマトピューレ、水、塩を加え、強火にして煮立たせ、とろみがつくまで混ぜながら水分を飛ばすように炒める。
- えびを加えていったん全体を混ぜてカレーを絡めたら、フタをして5分間弱火で煮る。
- えびが色づいて火が通ったらえびを別の皿に移し、フライパンに残ったソースにライム果汁を加えて全体を混ぜ、味見をしてスパイス加減、塩加減、酸味加減を好みに調える。
- 味を調え終わったらえびを戻して全体を絡める。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- 好みで、パイナップルやココナッツミルクを加えるレシピもあります。
- えびは煮すぎると固くなるので、火が通ったら取り出します。
- えびは加熱時間が短いと旨味の汁があまり出ないので、ある程度はしっかりと煮て、旨い汁を引き出します。
- ごはんと合わせることが多いです。写真では青マンゴーから作ったチャツネを添えていますが、ラッキョウや玉ねぎの酢漬けなど、何かさっぱりするものを添えるとよいです。
Tips about cuisine
- 「シュリンプカリー」の英語(カリブ海諸国の多くの国に共通する公用語)の綴りは「Shrimp curry」。
- 「シュリンプ」(Shrimp)はエビ、「カリー」(curry)はカレー(すなわちスパイスの香りが強い煮込み)の意味。よって「シュリンプカリー」(Shrimp curry)は、日本語では「エビカレー」と訳すのがよい。
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