イガドアラポルトゥゲーサ
レバー料理は、酢を使うと爽やかな味わいになって、美味しくいただけます。もちろん日本料理のニラレバ風も好きですが、ポルトガル風に酢で調理するのもはまりそうです。この料理はポルトガルを起源とすると言われているものが、同じイベリア半島内の近隣国でもよく食べられています。じゃがいもと一緒にいただくのが定番です。
材料
(4人分):
- じゃがいも
- 4個
- レバー(※1)
- 200 g
- にんにく
- 1~2かけ
- ベイリーフ
- 1枚
- 白ワイン
- 大2
- 酢
- 大1/2
- 塩
- 少々
- こしょう
- 少々
- バター(※2)
- 大1
- ※1:レバーは、豚レバーか牛レバーがよいです。
- ※2:バターのかわりにラードや牛脂でもよいです。
調理時間
:30 分
作り方
:
- じゃがいもを皮ごと水に入れてゆではじめる。
- レバーを6~7mmくらいの厚さにスライスし、大きければ食べやすいサイズに切り、ボウルに入れる。
- にんにくを粗みじん切りにしてレバーのボウルに入れ、ベイリーフ、白ワイン、酢、塩、こしょうを加え、優しく全体を混ぜて、しばらく置いておく。
- じゃがいもに菜箸が通るようになったらザルにあげ、皮をむいて縦2つ割り(あるいは食べやすいサイズ)にして、お皿に並べる。
- レバーをマリネしたボウルから、レバーを別の容器に取り出しておく。
- フライパンにバターを入れて加熱し、レバーをマリネしたボウルに入っている固形分(にんにくとベイリーフ)を取り出して炒める。
- 火が通ったら、レバーを加えて炒める。
- レバーに7割火が通ったら、マリネの漬け汁をすべて加えて炒め煮にする。
- レバーに9割火が通ったら、レバーを取り出してじゃがいもの上に乗せ、フライパンに残ったタレをソースとしてかける。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- レバーの血抜きはしなくてよいです。
- レバーは火を10割通すと、余熱で火が通りすぎてぼそぼそになるので、予熱で10割火が通るよう、すなわちフライパンの中で完全に火が通らないように注意すると、レバーがぼそぼそせずに美味しくいただけます。
Tips about cuisine
- 「イガドアラポルトゥゲーサ」のスペイン語(スペイン、セウタ、メリリャの公用語、ジブラルタルとアンドラで通じやすい言語)の綴りは「Hígado a la portuguesa」。
- 「Hígado」(イガド)はレバー、「a」(ア)は方向性を指す単語で、「la」(ラ)は英語のtheのような定冠詞、「portuguesa」(ポルトゥゲーサ)はポルトガルの形容詞で「ポルトガルの」の意味である。よって「Hígado a la portuguesa」(イガドアラポルトゥゲーサ)は「ポルトガル風のレバー料理」という意味になる。
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