ポーソポックン

  • 韓国料理、北朝鮮料理

  • 現地表記

    :버섯볶음(ハングル・チョソングル文字)

  • 概要

    :きのこの炒め物

ポーソポックン

韓国や北朝鮮を旅して、きのこ料理にしばしば出会いました。私はきのこが好きなので嬉しかった。日本に近い外国なだけに食材が日本とたくさん共通していて、野や山の幸はいつもの食べ慣れた味。それがコリアンの美味しい調理技法で素敵に調理されています。この料理では、きのこと玉ねぎでは火の通り方や味の染み方が異なるので、味付けを変えて別々に調理し、あとからミックスします。この調理法だとそれぞれの具が最適調理で仕上がるので、美味しさがくっきりと際立つのです。私は現地でしめじのポーソポックンを食べたのでこれが気に入っていますが、現地ではエリンギやひらたけも使われています。

材料

2人分):

しめじ
150 g(※1)
玉ねぎ
中1/4個
長ねぎの葉(※2)
少々
サラダ油
小1
にんにく
2かけ
小1/10
こしょう
小1/10
醤油
大1
砂糖
大1/2
日本酒
大1/2
ごま油
小1/2
白ごま
小1
  • ※1:しめじはパックによって内容量が変わりますが、大きめを1パックくらい用意します。
  • ※2:長ねぎの青い部分のほか、あさつき、小ねぎ、わけぎなどを使ってもよいです。

調理時間

作り方

  1. しめじをばらし、玉ねぎ、長ねぎの葉、にんにくを千切りにする。
  2. 小さめのフライパンにサラダ油の半量(小さじ1/2)を入れて熱し、しめじと長ネギを中火でゆっくり炒め、常に湿っているようにときどきスプーンで水(分量外)をかけて蒸す状態にし、しんなりしたら塩とこしょうで味付けし、取り出しておく。
  3. フライパンにサラダ油の半量(小さじ1/2)を再度入れて熱し、にんにくを炒め、香りが出たら玉ねぎを追加して炒める。
  4. 玉ねぎに火が通ってきたら、醤油、砂糖、酒、ごま油を加え、均一に煮絡め、火を止める。
  5. フライパンが熱いうちにしめじ炒めを戻し、白ごまをふって、優しく和える。
  6. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • きのこの旨味はじっくりと加熱することで引き出されるので、中火でゆっくりと炒めながら、常に湿っているように水を少しかけて蒸す状態を保ちます。
  • きのこ炒めはシンプルに塩こしょう、玉ねぎ炒めはお砂糖やお醤油と、味わいを変えることで、混ぜたときにくっきりと美味しさが際立ちます。
  • 塩とこしょうは一応分量を示すために小さじ1/10としましたが、ぱっぱっと振り入れる感じで作ってよいです。

Tips about cuisine

  • 「ポーソポックン」のハングル文字・チョソングル文字(韓国や北朝鮮の文字で)の綴りは「버섯볶음」。
  • 「버섯」(ポーソ)はきのこ、「볶음」(ポックン)は炒めるという意味。よって「버섯볶음」(ポーソポックン)は「きのこの炒め物」の意味になる。


本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
出典URL付記リンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやTwitterにおける情報の小規模な引用や紹介。
事前連絡出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動や出版等で、当サイトおよび当管理人のもつ料理レシピや写真を活用・使用したい場合(料金は≫こちら)。
事後連絡でもよいのでお寄せ下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。
ご遠慮ください】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用ならびに営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。