ゴビマサラ

  • 国

    :インド料理

  • 現地表記

    :गोभी मसाला(ヒンディー語)

  • 概要

    :カリフラワーのカレー

ゴビマサラ

菜食文化が強いインドのカレーの中で、私が好きな野菜カレーの上位に入るのが「カリフラワーのカレー」です。美味しさ、嚙み心地の良さ、硬いのにとろける食感、優しいのに力ある旨味、ごつごつしているのになめらかな舌触りと、カリフラワーは野菜カレーの具として極上です。日本ではアルゴビ(じゃがいもとカリフラワーのミックスカレー)が知名度がありますが、カリフラワーだけで作るほうが上等の味です。インドによくあるスタンダードなスパイスカレーの作り方で、素晴らしいカリフラワーカレーをどうぞ。

材料

(4~8人分):

カリフラワー
1/2玉(※1)
サラダ油
大6
玉ねぎ
1/2個
トマト
2個
青唐辛子(※2)
2本
パクチーの葉
刻んで大2
クミンシード
小1
チューブにんにく
小1
チューブ生姜
小1
無糖ヨーグルト
大6
ターメリック
小1
コリアンダーパウダー
小1
クミンパウダー
小1
カイエンペッパー(※2)
小1/3
シナモンパウダー
小1/3
水
200 mL
塩
小1/2
ガラムマサラ
小1
カスリメティ(※3)
大1
  • ※1:私の制作では、カリフラワー1/2玉は約350 gで、芯を除去して280 gを調理に使用しています。
  • ※2:青唐辛子がない場合は鷹の爪などその他の唐辛子で代用します。またカイエンペッパーパウダーも含め、分量は辛さの好みで加減できます。
  • ※3:カスリメティはフェヌグリークの葉を乾燥させたものです。インド料理食材店で購入できますし、なければ省いてよいです。

調理時間

:

作り方

:

  1. カリフラワーをバットの上に置き、芯をなるべく入れないように1.5 cm幅にザクザクと切ってバットに落とす。大きなものをまな板に取り出し、1.5 cm角に切ってバットに戻す。
  2. フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、熱くなったらカリフラワーの角切りを素手でつかんでフライパンに入れ(※ぽろぽろしたかけらは入れない)、ときどき中を返しながら、表面に焦げがつくように焼き付ける。
  3. カリフラワーを焼いている間に、玉ねぎをごく薄切りにしてから1 cm長さに切る。あるいはみじん切りにする。
  4. トマトはヘタを取ってハンドブレンダーかミキサーにかけておく(※なければ細かいみじん切りにする)。
  5. 青唐辛子は小口切りにする。
  6. パクチーの葉をみじん切りにしておく。
  7. カリフラワーがところどころ黒く焦げ色がついてきたら火を止め、フライパンを斜めにして油を片方に寄せ、カリフラワーのみを取り出しておく(油はフライパンに残す)。
  8. カリフラワーを炒めたフライパンを再度中火で熱し、熱くなったらクミンシードと青唐辛子を入れてしっかりと炒める。
  9. 玉ねぎ、チューブにんにく、チューブ生姜を入れ、玉ねぎが完全にしんなりするまでしっかりと炒める。
  10. 無糖ヨーグルトを加え、煮詰めながらしっかりと炒める。
  11. ターメリックパウダーとコリアンダーパウダーを加えてしっかりと炒める。
  12. クミンパウダーとカイエンペッパーパウダーを入れてしっかりと炒める。
  13. ピューレ状にした生トマトを加え、水と塩を入れ、ぐつぐつと煮る。
  14. カリフラワーを戻し入れ(※細かいかけらも全部入れる)、ガラムマサラ、カスリメティ、刻んだパクチーの葉を入れて混ぜ、フタをして弱火で5分以上煮る。
  15. フタを取り、好みの水分量になるまで煮詰める(※汁だくから汁なしまで幅広く可)。
  16. 途中で味見をして、塩加減、水加減、辛さ加減、スパイス加減などを好みに調える。
  17. Enjoy!

材料と調理のこつ

:

  • カリフラワーカレーだけをごはんやチャパティのおかずとして食べる場合は4人分、ターリ皿のように他のカレーがある場合は8人分くらい取れます。
  • カリフラワーを切ると細かいかけらがぽろぽろと落ちてきます。これを最初に炒めるとかけらから焦げてしまうので、カリフラワーを切ったらいったん全部をバットに入れ、フライパンが熱くなったらかけら以外のカリフラワーを手でつかんでフライパンに入れます。こうすると細かいかけらを残したままメインのカリフラワーだけを炒めることができます。細かいかけらは最後の煮込みの段階で全量加えます。
  • 油が多いと感じられるかもしれませんがヨーグルトやカリフラワーに油が絡まりスパイスを美味しくします。苦手なら減らしてもよいです。
  • 玉ねぎはしんなりして歯応えを失うまで炒めます。出来上がりの際に玉ねぎの歯応えが残るとせっかくのカリフラワーの食感を邪魔してしまうためです。そのため玉ねぎを切るときもごく薄切りにしてから短く切っています。
  • ターメリックパウダーが多いと黄色く、少ないと茶色いカレーになります。目的の色合いに合わせて加減できます。
  • 青唐辛子の辛さは新鮮な香りと鮮烈さがあり、カイエンペッパーパウダーの辛さは土台として安定します。両方を使う、片方を使う、辛さの好みで加減するなど、一度作ってみて好みでアレンジするとよいです。
  • 冬~春の旬でないトマトを使うと旨味が薄く酸味が強くなりがちです。そういう時期はトマト缶やトマトペーストを活用してもよいです。もし酸味が強く出た場合は砂糖を少々加えると緩和でき、またトマトの旨味であるグルタミン酸を補う目的で味の素(グルタミン酸)を少々加えてもよいです。
  • カリフラワーの芯は可食部位なので、薄く切るなどして混ぜることもできます。しかしカリフラワーの食感を損ねるおそれがあるため、取っておいて別途他の料理(きんぴらなど)に使うとよいです。

Tips about cuisine

  • 「ゴビマサラ」のヒンディー語(インドの公用語)の綴りは「गोभी मसाला」。
  • 「गोभी 」(ゴビ)は通常はカリフラワーの意味だがキャベツを指すこともある用語。「मसाला」(マサラ)はスパイス仕立ての料理のことで多くはやや汁気があるのでカレーと訳す。よって「गोभी मसाला」(ゴビマサラ)は通常「カリフラワーのカレー」の意味になる。
  • カリフラワーとキャベツはそれぞれ「फूल गोभी」(フルゴビ)と「बंद गोभी 」(バンドゴビ)と言う。フルは花、バンドは結球の意味である。よってキャベツを明確に除外して「カリフラワーのカレー」と言いたい場合は「फूल गोभी मसाला」(フルゴビマサラ)と呼べばよい。
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