ソロモン料理

[last update 2018/02/03]

+++新着+++

  • 文章を微修正し、後進国である点や、森と海が食糧庫であることなどを追記しました(今後の投稿は、地図、主食、プディングなどを予定しています)。

【基礎情報】

国名:ソロモン諸島Solomon Islands、首都:ホニアラ、ISO3166-1国コード:SB/SLB、独立国(1978年英国より)、公用語:英語、通貨:ソロモンドル

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◆イモ食の国。国民食はフィッシュ&プディング

ソロモンの食卓といえばイモ。ソロモンで驚くのは、イモの量の多さもさることながら、種類がとても多いことです。そしてココナッツや魚介類を毎日のように食べます。「イモ、ココナッツ、魚」と並べれば他のオセアニアの国にも当てはまりますが、森や土壌が豊かなソロモンは野菜が豊富で、太平洋の南の島国の中では随分と豊かな食文化を持っています。しかしながら経済が崩壊し、紛争もあり、国の発展が遅れています。輸入で得られる物資は豊富ではなく、自国(ないし自分の集落)で採れるもの以外のものを食べる機会が少ないことや、電気や水道が得られない(あるいは至極限られる)人が多いことや、黒人の国であること、際立った後進国であることなど、日本とは異なる一面も念頭に置きソロモン料理を学んでいく必要があるでしょう。

ソロモン料理
村人が作ってくれる料理はイモも魚も野菜も村で採れる材料ばかり。(撮影地チュチュル)

「ネシア」は島々という意味であり、太平洋の島国(アジアを除く。以下同様。)はメラネシア、ポリネシア、ミクロネシアに大別され、メラネシアにはソロモン、パプアニューギニア、バヌアツ、ニューカレドニア、フィジーの5か国が含まれます。

アフリカで誕生した人類がユーラシア大陸を東へ移動し、現在のパプアニューギニアやソロモンに到着したのが数万年前です。ここにはのちに中国南部あたりから南下した人々もやってきます。人類がそこから北や東へ拡散し、ポリネシアやミクロネシアにたどり着いたのはわずか3000~800年ほど前です。つまり、ソロモンなどのメラネシアの歴史は、ポリネシアやミクロネシアの数倍から数十倍と長いことが特徴です。ソロモン料理には伝統があるのです。

また、メラネシアはどれも島のサイズが大きいことが特徴です。世界地図で太平洋諸国を俯瞰したとき、目につく島国は(ポリネシアに属するニュージーランドのほかは)やはりメラネシアです。

ソロモン料理といえば、ほとんどの集落は沿岸部にあることからも、毎日の食事となるのは魚とココナッツ、主食はイモやフルーツです。それだけならポリネシアなども同じですが、ソロモンはさらに野菜が豊富。それは、太平洋の島国でありながら島のサイズが大きいから、島には山があり、山があるから川があり土がある。なおかつソロモンは人口密度が低く、国土はほとんど開拓されていないから、国土は森ばかり。つまり人々は自分の村の周辺の森と海をまるで食糧庫として使えます。「森と海が食糧庫」、これがソロモンが数万年変わらず続けている食文化なのです。伝統的な石焼き調理である「モトゥ」は今もソロモン人の胃袋を支える毎日の調理法です。そしてイモを手間暇かけて加工する「プディング」が国民食。電気もあまり得られず、水道はほとんどの人が得られず、不便な国ですが、お金を出さないで食べられるものの多さは格別で、魅力を感じます。
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