シティッタハジャージ

゚・*美味しさは、香りで作る。*・゚【スパイス大使2018】

スパイス大使レシピ
使用スパイス:カイエンペパー、粗びきチリペパー、こしょう、クミンパウダー、パプリカパウダー
カイエンペパー粗びき唐辛子こしょうクミンパウダーパプリカパウダー

  • :アルジェリア料理

  • 現地表記

    :شطيطحة دجاج(アラビア語)

  • 概要

    :鶏肉とヒヨコマメの辛い煮込み

シティッタハジャージ

「シティッタハジャージ」、この意味は「踊るように美味しくて辛いチキン」。広大なサハラ砂漠を擁するアルジェリアに、この、辛さを活かした鶏肉料理があると知ったとき、私は真っ先にサハラ砂漠の熱射と、砂漠で生きる民の知恵を心痛いほどに思い浮かべました。肉を辛くして食べること、肉と辛さがスタミナであること、煮込んで汁を旨くして、その汁を残さず食べること。そして豆が栄養源であること。この料理の赤さは唐辛子です。砂漠の民の知恵に感服します。そしていざ食べてみると、しかしながら旨い!! 最初に塩、次に辛味をつける調理法が、水に調味料を入れる日本の煮物とまるきり違い、むしろこのほうが具材が美味しくなるのかもしれないなと感動します。お酒は合わない料理です(アルジェリアですから)。食後の甘いミントティーがすごく合う料理だと思います。そうして、砂漠の民は、活力を得て、暑い砂の世界を生きてきたのでしょう。

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材料

4人分):

乾燥ヒヨコマメ
1C
骨付き鶏肉(※1)
800g
大1
にんにく
5かけ
カイエンペパー(※2)
小1
あらびき唐辛子(※2)
小1
こしょう
小1/3
クミンパウダー
ふたつまみ
パプリカパウダー
小2
サラダ油
大6(※3)
バター
大1
適量(※4)
鶏がらスープの素(※5)
小1/2
  • ※1:骨付きもも肉が美味しい。なければ手羽元でもよい。。
  • ※2:唐辛子の粉末であれば種類はあまり問いません。カイエンペパーは粒子が小さくてよい色を出しますし、あらびき唐辛子は甘さをもち併せるので、このレシピではそれらを同量ずつ使用しています。
  • ※3:油が多いように見えますが、油が浮くことが大事であることと、暑い国でエネルギーを得るための料理であることと、油が美味しさになることから、元レシピからあまり減らしていません。気になる場合は減らすこともできますが、味わいが薄れると思います。
  • ※4:水の量は鍋の大きさや鶏肉の形状によって変わります。2Lくらいあれば足りると思います。
  • ※5:現地ではマジーやジュンボと呼ばれる固形コンソメの素を使うレシピもあり、鶏がらスープの素はその代用です。

調理時間

(ヒヨコマメを水に浸ける時間を除く)

作り方

  1. 乾燥ヒヨコマメを前日から水に浸けておく。
  2. 鶏肉に塩をまんべんなくまぶし、10分ほど置いておく。
  3. にんにくを細かくし(クラッシャーやすりおろしなど)、小さいボウルに入れ、カイエンペパー、あらびき唐辛子、クミンパウダー、パプリカパウダーを入れ、水を少々入れて混ぜ、ソース状のゆるさにする。
  4. 鶏肉が入る鍋にサラダ油とバターを入れ、鶏肉を入れ、ソース状の香辛料を鶏肉にかけ、強火にかけて3分間鶏肉を油煮にする。
  5. 油煮にしている間にヒヨコマメをザルにあげて水気を切る。
  6. 鍋の中の鶏肉をひっくり返し、ヒヨコマメを隙間に入れ、全体がかぶる量の水と鶏がらスープの素を入れ、鍋のフタを少しずらして乗せ、強めの中火で煮込む。
  7. ときどき鍋の中を返しながら、水分がなくなっていないことを確認しながら、加熱を続ける。
  8. 煮汁が少なくなって煮汁にとろみがついたら、味見をし、塩加減や辛さ加減を調えて、火を止める。
  9. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 缶詰のヒヨコマメ水煮を使う場合、大1缶を水を切って使うとよいです。
  • にんにく使用量を増やし、一部を粒のまま煮込みに加えてもよいです。
  • ラスエルハヌート(Ras el hanout、北アフリカの最大15種類のミックススパイス、根底に含まれているのはクローブ、シナモンや黒コショウ、その他クミン、ナツメグ、コリアンダー、ターメリック、バラの花びらなど)を加えるレシピもあります。
  • 煮汁があまりに煮詰まるとしょっぱいと思うので、味見をしながら、味わいが程よいところで煮詰めるのを止めるとよいです。
  • クスクス、パスタ、薄焼きパン、ごはん、フランスパンなどがこの料理に合う主食の定番です。

Tips about cuisine

  • 「シティッタハジャージ」のアラビア語(アルジェリアの公用語)の綴りは「شطيطحة دجاج」。
  • 「شطيطحة دجاج」を英語アルファベットで表すと「shititaha dajaj」のようになる。吐き出すハの音を「7」と表記し、またアルジェリアがフランス語圏なのでsの音をcで表記して「chtit7a dajaj」と綴られることも多い。
  • 「シティッタハ」(شطيطحة、ハは吐き出すにとどめるためシティッターのようにも聞こえる)は「踊り」に由来する単語で、それは、初めてこれを食べた時に美味しい辛さに驚いて踊り出す、という意味をもつ。「ジャージ」(دجاج、多くのアラビア語圏ではダジャージと呼ぶ)は鶏肉の意味。よって「シティッタハジャージ」(شطيطحة دجاج)は「踊るように美味しくて辛いチキン」という意味になると思われる。


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