ロズビシャーレイヤ

  • エジプト料理、リビア料理

  • 現地表記

    :ارز بالشعرية(アラビア語エジプト方言語)

  • 概要

    :細い麺の炊き込みごはん

ロズビシャーレイヤ

エジプトにいくと、カイロでもアスワンでも田舎でも、細い麺を揚げたものを炊き込んだこのごはんに出会えます。モロヘイヤスープや、チキングリルや、コシャリなど、さまざまなエジプト料理のおかずとあわせて食べられています。エジプトでは日本の米(あるいはその類似種)が使われているので私たちの口に合います。ここでは炊飯器を使って作るレシピを紹介します。

材料

3~4人分):

米(※1)
2合
細い乾麺(※2)
20~30本(※3)
大1.5
バター
大1/2
小1/3
米2合分
  • ※1:日本の米でよい。
  • ※2:極細スパゲティー(カッペリーニ)や、素麺など。
  • ※3:今回は素麺を30本使いました。スパゲティーなら長い分本数を減らしてよいと思います。

調理時間

:1 時間(米を水に浸ける時間を除く)

作り方

  1. 米を研ぎ、水に浸け、白くなったらザルにあげておく。
  2. 乾麺を2~3cm長さに折る。
  3. 小さなフライパンに油を大1/2ほど入れて中火にかけ、乾麺を入れ、表面が茶色くなるまで炒める。
  4. フライパンから乾麺を取り出し、バターと米を入れて軽く炒める。
  5. フライパンの中の油ごと炊飯器に入れ、炊飯器の2合の目盛りまで水を入れる。
  6. 大さじ2杯分の水を取り除き、通常の炊飯モードで炊く。
  7. 炊き上がりの瞬間にフタを開け、炒めた乾麺を米の上に乗せ、直ちにフタをしめ、10分ほど置いて蒸らす。
  8. (麺が柔らかくなっていなかったら米と米の間に麺が入るように軽く米と麺を混ぜ、もう数分間置いて蒸らす。)
  9. 麺が柔らかくなったら(押すと折れるのではなく曲がるようになったら)全体を混ぜてできあがり。
  10. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 現地では鶏肉のゆで汁(あるいはチキンコンソメ)を加えて作るレシピもあります。よって、鶏がらスープの素をひとつまみ入れてもよいです。
  • 炊飯器の種類や設定によって炊飯時間が変わります。よって作成時間は1時間よりも短いこともあります。
  • 乾麺を炒めるときは、色づき始めると焦げる進行が早くなることと、火からおろしても焦げが進行してしまうことから、適度な色合いで止めるためにも強火にはしないほうがよいです。
  • 米に油を入れ、水を少し少なめにすると上手に作れます。よってこのレシピでは、2合の目盛りまで水を入れてから大さじ2杯の水を減らしています。
  • 炊飯開始前に乾麺を米と混ぜるレシピもあります。しかし麺をふにゃふにゃにしたくないので、私は炊き上がってから炒めた乾麺を入れ、暫く置くことにしています。蒸気で麺が蒸らされて、柔らかくなります。
  • 蒸気で麺が上手にふやけるためには、炊き上がったときに麺を入れるとよいです。

Tips about cuisine

  • 「ロズビシャーレイヤ」のアラビア語エジプト方言の綴りは「ارز بالشعرية」。
  • 「ارز」(オロズ、ロズ)は米(オの部分(語頭の ا )は英語のtheのような定冠詞)、「ب」(ビ)は英語のwithのような前置詞、「الشعرية」(イッシャーレイヤ)はパスタの意味(語頭のイル( ال )は英語のtheのような定冠詞)。よって「ارز بالشعرية」(ロズビシャーレイヤまたはオロズビシャーレイヤ)は「麺入りごはん」の意味になる。
  • ※「ية」は「イア」と綴るのが良いかと思い、さらに日本語発音では「イア」は「イヤ」という音になるので、この料理名を「ロズビシャーレイヤ」と表記しました。


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