ククラコマス

  • ネパール料理

  • 現地表記

    :कुखुराको मासु(ネパール語)

  • 概要

    :鶏肉のカレー

ククラコマス

ネパールは日常的にカレーを食べる国で、平皿にごはん、カレー、ダル(豆ポタージュ)、野菜料理、薬味などを盛りつけた「ダルバット」と呼ばれるワンプレートはネパールの国民食と言われます。このレシピはネパールでも割とスタンダードなチキンカレーのレシピだと思います。よってネパールでよくある味が作れると思います。なおここでダルバートではなくダルバットと表記している理由については下記リンク先に記載しています。

ダルバット?ダルバート? ネパール国民食の日本語カタカナ表記は「ダルバット」。

材料

2~4人分):

鶏肉
300 g
ターメリック
小1/2
玉ねぎ
1/2個
にんにく
1かけ
生姜
にんにく同体積
サラダ油
大1.5
カルダモンホール
2さや
クローブホール
2粒
シナモンスティック
2 cm
コリアンダー
大1/2
クミンパウダー
小1/2
カイエンペパー
小1/5
こしょう
小1/5
トマト
1/4個
ヨーグルト
大1
1.5 C
小1/3

調理時間

(鶏肉をマリネする時間を除く)

作り方

  1. 鶏肉を2 cm角くらいに切ってボウルに入れ、ターメリックパウダーを入れて混ぜ、フタをして1時間ほどマリネしておく(暑い季節は冷蔵庫に入れる)。
  2. 玉ねぎを薄切りにしてから長さ2 cm程度に短く切り、にんにくと生姜をなるべく細かいみじん切りにする。
  3. フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、カルダモンホールの一部分に包丁を刺して穴をあけてから油に入れ、クローブホールとシナモンスティックを油に入れ、10秒ほど炒めたらすぐに玉ねぎを入れて炒める。
  4. 玉ねぎが少し色づいてきたら、にんにく、生姜、コリアンダーパウダー、クミンパウダー、カイエンペパーパウダー、こしょうを入れて炒める。
  5. トマトを粗く切って加え、トマトを潰しながら炒め、トマトを玉ねぎによくなじませる。
  6. 鶏肉とヨーグルトを加えて炒める。鶏肉から出た汁も加えてよい。
  7. 水と塩を加えて火加減を強め、底が焦げつかないようにヘラで底を掻きながら、よいとろみがつくまで煮詰めていく。
  8. 煮詰まってきたら一度味見をし、塩加減やスパイス加減を好みに調える。
  9. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • このレシピは基本的に4人分を想定しています。現地ではごはんにカレーに様々な副菜がよくつくので鶏肉カレーだけをたくさん食べることを想定していないので、1人分は控えめな量になります。もしカレーメインでごはんを食べる場合は2人分くらいです。
  • 調理開始前に鶏肉を水に浸けておくと仕上がりがジューシーになります。
  • にんにくと生姜はチューブに入ったペーストを使ってもよいです。
  • 固形スパイス(カルダモン、クローブ、シナモン)はオプションです。入れると香りが素晴らしく良くなります。入れないレシピもあります。
  • 食べるときに固形スパイス(カルダモン、クローブ、シナモン)を噛むと味が強烈すぎるので、避けたい場合は玉ねぎを入れる前に取り出します。
  • ヨーグルトを加えないレシピもありますが、ヨーグルトを加えたほうがとろみがつくし、唐辛子の辛味が和らいで旨味も増します。
  • 鶏肉の旨味を増やすため、水のかわりにチキンブイヨンや鶏のゆで汁を加えるレシピもあります。
  • 写真は骨付き鶏肉から骨を外したものを使いました。大変美味しい部位です。

Tips about cuisine

  • 「ククラコマス」のネパール語の綴りは「कुखुराको मासु」。
  • 「कुखुरा」(ククラ)はニワトリまたは家禽、「मासु」(マス)は肉の意味。よって「कुखुराको मासु」(ククラコマス)は「鶏肉」の意味であり、ネパールで料理として出される場合はスパイスで調理されたいわゆるカレーになるので、「कुखुराको मासु」(ククラコマス)は「鶏肉のカレー」の意味になる。
  • 「कुखुराको मासु」(ククラコマス)をローマ字で転写すると「Kukhurākō māsu」。


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