叉烧(チャーシャオ)

  • 中国料理

  • 現地表記

    :叉烧(中国普通話)

  • 概要

    :手作りのチャーシュー

叉烧(チャーシャオ)

これは、中国広東省や香港で魅了された美味しいチャーシューのレシピをもとに作ったものです。現地ではよく真っ赤なチャーシューを見かけますが、それは現地の特有の赤い麹や食紅をしっかり入れて作るためです。日本で普通に手に入るのは食紅ですが、現地並みの赤い色を出すにはちょっと怖い量の食紅が必要なので、私は食紅はほどほどにしています。冷蔵庫にこのような本場風のチャーシューの作り置きがあると、自分も家族も喜びます。そしてきっと美味しいとほめてもらえると思います! なお日本語ではチャーシューですが中国の標準語では「チャーシャオ」と発音します。

材料

1本分):

豚肉(※1)
500 g
醤油
大3
日本酒
大1
砂糖
大1.5
小1
こしょう
小1/8
食紅
耳かき2杯分
  • ※1:豚肉は、焼き豚用にひもで巻かれているものが便利ですし、形がきれいに仕上がります。

調理時間

作り方

  1. 食紅以外の材料をビニール袋に入れるなどして漬け込む。
  2. 1時間ほど経ったら、漬け汁を小鍋に移す。
  3. オーブンを200℃に余熱開始。オーブン天板にクッキングシートを敷いておく。
  4. ビニール袋に残った少々の漬け汁と肉に食紅を追加し、よく揉んで表面に色をつける。
  5. 200℃のオーブンに入れて焼く。15分経ったらひっくり返して、合計で30分ほど焼く。
  6. 肉を取り出して、押してぶよぶよしなければ火が通っているので(心配なら菜箸を刺して抜いたら透明な液が出てくることを確認する)、オーブンから取り出して網に乗せて室温に冷ます。
  7. 漬け汁が入った小鍋を火にかけ、オーブン天板に残った焼き汁も加えて煮立て、とろみがつくように煮詰め、味見をして甘さ加減などを好みに調えてチャーシューのタレの出来上がり。
  8. チャーシューのタレにチャーシューを浸して冷蔵庫で保存する。
  9. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 脂身が多くなりますが、豚バラのブロック肉で作ることもできます。
  • チャーシューのタレを作るとき、五香粉(ウーシャンフェンというミックススパイス)を少々加えると現地風の香りがします。
  • 食紅はメーカーにより赤の発色の具合が結構違うので、使用量は好みで加減します。
  • オーブンで焼いている間に焦げ付きそうになったら、アルミホイルをふわっとかぶせ、温度を少し下げます。
  • 作りたてのときは塩加減がきつく感じるかもしれませんが、冷蔵庫で保存しているうちに、どんどん食べやすい味に変化します。しかし最初から減塩で作ると表面が引き締まらないので上手に作ることができません。

Tips about cuisine

  • 叉烧(チャーシャオ)のピンインは「Chā shāo」。
  • 「叉」(チャー)は焼き豚を作るために肉をひっかけて炉につるす金属棒の意味。「烧」(シャオ)は焼くという意味。よって「叉烧」(チャーシャオ)は「炉で焼く肉」のような意味になる。


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