クワリコチュジョン

  • 韓国料理

    北朝鮮料理

  • 現地表記

    :꽈리고추전(ハングル・チョソングル文字)

  • 概要

    :ししとうで作るチヂミ

クワリコチュジョン

チヂミって美味しいですよね!! 小麦粉の生地に具を入れて薄焼きにする、韓国や北朝鮮の伝統料理です。具にはネギやニラや海鮮類を入れるものがよく知られていますが、夏の時期にたっぷり出回るししとうで作るチヂミも素晴らしく美味しいです。チヂミ専用粉を使わずに、私たち日本人の調理環境で身近な材料を使って美味しく作るには、天ぷら粉を使うと仕上がりの食感もよく、大変に軽い仕上がりでも満足度の高い出来になります。よってこのレシピでも天ぷら粉を使用しています。

材料

2人分):

ししとう
約20本(※1)
天ぷら粉(※2)
約大4(※2)
約大2(※2)
サラダ油
大4
  • ※1:ししとうの量はレシピに記載しにくいのですが、フライパンのサイズ、ししとうのサイズ、作るチヂミのサイズなどによって変わります。
  • ※2:天ぷら粉のほか、専用のチヂミ粉があればそれを使ってもよいです。また天ぷら粉とそれを溶くための水の分量は、フライパンのサイズや作るチヂミのサイズによって変わります。

調理時間

作り方

  1. ししとうを縦に2つ割りか3つ割りくらいに切る。
  2. ボウルに天ぷら粉と水を入れて泡だて器で静かに混ぜ(泡立てない)、「溶き卵よりは少し固い感じ」になるよう、生地が固いようなら水を足す、柔らかいようなら粉を足すなどして調整する。
  3. フライパンにサラダ油を大さじ1杯入れて中火で熱し、ししとうの半量を敷き詰め、チヂミの生地の半量を均等にかける。
  4. においを観察して焦げていないことを随時確認しながら、フチがカリっとしてくるように焼き、片面にしっかり火が通ったらひっくり返し、裏面も焼く。
  5. 仕上げにフライパンのフチからサラダ油大さじ1杯を回し入れ、強火にして、フライパンに接する面がカリッと香ばしくなるように焼く。
  6. 取り出してもう一枚も同様に作る。
  7. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 天ぷら粉にはつなぎとなる卵由来の成分や表面がカリッとする成分などが入っているので、薄力粉だけを使うよりは良い仕上がりになるので推奨します。
  • うまくひっくり返せない場合は、少々熱いですが、フチを片手で持って、補助的に持ちあげるときれいに返しやすくなります。それも困難な場合はいったん平皿にスライドして移し、フライパンで覆って上下をひっくり返してフライパンに移します。
  • 写真では、赤い色が入るときれいなので、写真では赤いピーマンの薄切りを少し混ぜています。
  • 写真に映っているタレは、醤油と水をおよそ同量混ぜて、白ごまをふったものです。

Tips about cuisine

  • 「クワリコチュジョン」のハングル文字・チョソングル文字(韓国や北朝鮮の文字)の綴りは「꽈리고추전」。
  • 「꽈리고추」(クワリコチュ)はししとう、「전」(ジョン)はチヂミのような小麦粉生地の薄焼きの意味である。よって「꽈리고추전」(クワリコチュジョン)は「ししとうのチヂミ」の意味である。「チヂミ」が理解しにくい人には「ししとうだけを具にした薄いお好み焼き」のように伝えるとよいだろう。


本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
出典URL付記リンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやTwitterにおける情報の小規模な引用や紹介。
事前連絡出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動や出版等で、当サイトおよび当管理人のもつ料理レシピや写真を活用・使用したい場合(料金は≫こちら)。
事後連絡でもよいのでお寄せ下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。
ご遠慮ください】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用ならびに営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。