韭菜花酱(ジウツァイホワジャン)

  • 中国料理

  • 現地表記

    :韭菜花酱(中国普通話)

  • 概要

    :ニラの花のペースト

韭菜花酱(ジウツァイホワジャン)

中国北部内蒙古の草原の恵みの調味料。主材料はニラの葉ではなく、ニラの花です!! ニラはこぼれ種でも繁殖するので、秋になるといろんなところに自然にニラの花が咲きますね。それをたっぷり摘んですり鉢ですって出来上がり。ニラの花はニラの葉にはない香りがあって、でもそれは花屋の花のような香りではなく、食事を引き立てる香りだから素晴らしい。この「ニラの花のペースト」は味と香りが素晴らしく、現地ではゆで肉につけたり火鍋のタレにして使われます。私が中国で食べたときは豆腐に乗せていて、これが「めちゃうまい!」とすごく良い思い出として残っているので冷ややっこに乗せて食べることのほうが多いです。豆腐に乗せると繊細な味と香りが分かりますし、非常に良く合うんです。ちなみにニラの花を採取した場所は是非メモしておきましょう。そこには春~秋に美味しいニラの葉が生えていますよ。

▼ニラの花

韭菜花酱(ジウツァイホワジャン)

材料

出来上がり約100 mL分):

ニラの花(※1)
100 g(※2)
ニラの葉
10 g(※2)
10 g(※2)
鶏がらスープの素
1 g(※2)
  • ※1:ニラの花は分岐点より上で種子が成長していないものを使います。詳細は下のコツ欄参照。
  • ※2:収穫できるニラの花の重量が不明なので、その他の材料はニラの花を基準に100:10:10:1の比率でレシピ化しています。よってニラの花の収量によってすべての材料の量を変えます。

調理時間

(収穫時間と発酵時間を除く)

作り方

  1. ニラの花と葉を洗い、ニラの花を分岐点から摘んで(※下のコツ欄参照)、水気を切る。
  2. ニラの花の重さを量り、その他の材料を計量する(ニラの花:ニラの葉:塩:鶏がらスープの素=100:10:10:1)。
  3. すり鉢にすべての材料を入れ、すりこ木ですってなめらかなペーストにする。
  4. 保存瓶を消毒し(熱湯や消毒用エタノールなど)、ペーストを入れる。
  5. フタをして常温(様子見で冷蔵)で3~7日かけて発酵させる。このとき色と匂いの変化を毎日観察する。
  6. 色がややくすみ匂いが美味しそうに変化したら少し食べ、味がこなれたように感じたら出来上がり(発酵が良好に進んだ証しです)。
  7. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • ニラの花は「丁度開花している時期のもの」を採取します。9月頃です。時期が早いと1本の茎に閉じたつぼみが1つだけしかないし、時期が遅いと緑色の玉(種の元)になっています。1本の茎に10個以上の白い花がつく時期を狙って収穫します。
  • 韭菜花酱(ジウツァイホワジャン)

  • ニラの花は、1本の茎から10個以上の花に分岐するので、採取時あるいは調理時に、その分岐点で摘み取ります(分岐点は含めてよいです。ハサミで切ってもいいし指先で簡単に摘めます)。
  • 韭菜花酱(ジウツァイホワジャン)

  • 屋外でニラの花を収穫するときには正確な重量は分かりませんので、ここでは二ラの花の基準にしてその他の材料を重量比でレシピ化しています。ニラの花の多少によってその他の材料を比例計算で増減します。
  • ニラの花の収穫期はニラの葉も元気で美味しいので、ニラの花と葉は同じタイミングで収穫できるので、ニラの葉を買ってくる必要はありません。
  • ニラの花が少ないと作りにくいし保存性も悪くなるので、最低100 gは収穫しましょう。
  • 作業時間30分の内訳は、ニラの花と葉を洗って水気を切って分岐点で摘んでニラの葉を切る作業に15分、すりつぶしに15分、合計30分としています。
  • 副材料として梨、唐辛子、りんご、生姜などを加えてペーストにするレシピもあります。
  • 理論上塩分含量が8%台もあるので、最初に容器を清潔にしておけば、冷蔵保存で長期間傷みません。現地では1~2年もつと言っていました。
  • 保存中、酸化を防ぐ目的で、ペーストの表面を平らにならした上にサラダ油を注いで薄い油の層を作っておいてもよいです。

Tips about cuisine

  • 「韭菜花酱(ジウツァイホワジャン)」のピンインは「jiǔ cài huā jiàng」。
  • 「韭菜」(ジウツァイ)はニラ、「花」(ホワ)は花、「酱」(ジャン)はタレやソースや調味料ペーストの意味。よって「韭菜花酱(ジウツァイホワジャン)」は「ニラの花のペースト」の意味になる。
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