サユルロデ

  • インドネシア料理

  • 現地表記

    :Sayur lodeh(インドネシア語、マレー語)

  • 概要

    :野菜のココナッツミルクスープ

サユルロデ

マレー・インドネシア圏を旅してよく出会うのが、野菜のココナッツミルクスープです。ターメリックが美味しそうな黄色を表わして、季節の野菜が入ります。ヘルシーなおかずですし、これをスプーンですくってごはんにかけて食べると、これまた美味しいです。現地風にはサンバル、日本でならかんずり、中国の豆板醤など、何か辛いものを添えると本格的ですね。

材料

4人分):

レモングラス(※1)
芯5 cm
赤唐辛子
1本
ハヤトウリ(※2)
1/2個
サラダ油
大1
ターメリック
小1
600 mL
鶏がらスープの素
小2
ナンプラー
大1
小1/2
ココナッツミルク
200 mL
チンゲンサイ(※2)
1束
  • ※1:レモングラスはなければ省いてよいですし、すっきりとした香りを出すために、生姜の千切りで代用してもよいです。
  • ※2:現地ではそのときにある野菜を入れて作ることができます。

調理時間

:40 分

作り方

  1. すり鉢にレモングラスの芯を小口切りにして入れ、すりこぎでよく叩く。唐辛子は縦2つ切りにして中の種を取り除く。
  2. ハヤトウリは皮と種を取って厚さ8 mm程度の薄切りにしておく。
  3. フライパンに油を敷いて加熱し、レモングラスと唐辛子を入れて軽く炒めて油に風味と辛味を移す。
  4. 唐辛子を取り出し、ターメリックパウダーを入れて油と混ぜ、水(すり鉢のレモングラスを洗い込む)、鶏がらスープの素、ナンプラー、塩の半量、ココナッツミルクの半量、ハヤトウリを入れて、いったん沸騰させ、弱火にする。
  5. 味見をしながら塩とココナッツミルクを徐々に足し、ハヤトウリを煮ながら塩加減やココナッツミルクの濃さなどを好みに調える。
  6. チンゲンサイを食べやすい大きさにザク切りにし、ハヤトウリに7割方火が通った頃合いで鍋に入れる。辛味を増したい場合は先ほど取り出した唐辛子も入れる。
  7. 再度味見をして塩加減などを好みに調え、火の通りにくい野菜に食べやすく火が通っていたらできあがり。
  8. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 今回はインドネシアで食べたものを真似したくて、ハヤトウリとチンゲンサイを使いました。熱帯の国なので、日本で作るならナス、オクラ、プチトマト、ピーマン、赤ピーマン、空芯菜、ハヤトウリ、三尺豆などの夏野菜や、厚揚げ、テンペ(発酵した大豆を固めたもの)を使うと現地の料理に近くなります。
  • ナスなどの実野菜は薄切りにするとチンゲンサイなどの葉野菜と合います。
  • 醤油をごく少々入れると、良い隠し味になります。
  • 野菜は煮えすぎると歯ごたえがなくなって味も悪くなるので、途中で取り出しておくなど調整して煮えすぎないようにします。
  • ごはんと共に、辛いのが好みの人のために、サンバルや豆板醤といった辛味調味料を別添えにしてサーヴするとよいです。

Tips about cuisine

  • 「サユルロデ」のインドネシア語(インドネシアの公用語)の綴りは「Sayur lodeh」。
  • 「Sayur」(サユル)は野菜、「Lodeh」(ロデ)は柔らかく煮るという意味。よって「Sayur lodeh」(サユルロデ)は「煮野菜」のような意味になる。
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