ナバホブレッド

  • 米国料理

  • 現地表記

    :Navajo bread(英語)

  • 概要

    :円盤状のプレーン揚げパン

ナバホブレッド

地球の各国が先進的な法治国家を形成している時代に、人類が他民族居住地を「無法地帯」として「文明化」を掲げて武器を持って蹂躙した場所、米国。欧州からやってきた白人らは法治国家から見ると無茶苦茶な法律ばかり作り先住民族 -アメリカのネイティブインディアン- たちを追い出し追いやり虐げた。強制移住法が制定され、インディアンたちはリザベーションやネイションに入れられた。本来狩猟採集民族だったがそういう食とは切り離され、ついでに言うと彼らが生きる糧だったバイソン(巨大な野生の牛)は絶滅が試みられて大量死。政府から支給されたのは小麦粉や油や砂糖のような、カロリー重視の食材で、そういう悲しくて怒りが沸く歴史の中で作られた料理に、インディアンたちが今も作る円盤状の揚げパンがあります。料理名の「ナバホ」はインディアンの代表的部族で西部劇にもよく登場する「ナバホ族」のこと。とっても美味しいんですよ。歴史はとっても悲しいですけど。でもインディアンたちはフライブレッドを今も作る。この料理は北米近代史の象徴ですらあるように思います。ちなみにシンプルな料理だけに何度作っても現地のように美味しく作ることができず、現地で食べる美味しさを求めて何度もやり直し、努力の末にようやくたどり着いた、非常にお気に入りのレシピです。感動の出来!まじ美味しい!すごくいい!食感も再現できています!

材料

4枚分):

強力粉
200 g(※1)
ベーキングパウダー
小2
小1/2
ぬるま湯
150 mL
サラダ油
大1
揚げ油
揚げ物の鍋に深さ2 cm
  • ※1:生地作りには強力粉200 gのほか、打ち粉(分量外)も必要になるので、多めに用意しておきます。

調理時間

作り方

  1. ボウルに強力粉、ベーキングパウダー、塩を入れ、スプーンでさっくりと均一になるように混ぜる。
  2. ぬるま湯の温度が「触れる範囲内で高めの温度」であることを確認し、強力粉のボウルにぬるま湯とサラダ油を入れ、スプーンでまとめる。
  3. ボウルの内壁についた粉をスプーンで落とし、打ち粉をまぶしながら手でまとめて球形にし、球形の閉じ部分を下にしてボウルに入れてフタをして30分寝かせておく。
  4. 4等分し、丸めて球形にし、球形の閉じ部分を下にして置き、ラップやふきんをかぶせて表面が乾かないようにする。
  5. 揚げ油を170℃くらいに熱しはじめ、熱している間にボールの1つを取り、必要なら最小限の打ち粉をつけ、円盤状に潰し、麺棒で直径15 cmの円形に延ばす。<オプション>形良く揚げるために指で1か所~数か所の穴をあける。
  6. 先を濡らして水分を拭き取った菜箸を油に入れて気泡が「シュワッ」と出たら適温なので、延ばした生地を入れ、入れた直後に生地が膨らんだところは菜箸でつついて破裂させながら揚げる。周囲は火が通った見た目になり、中央はまだ火が通りきっていないような見た目で、油に接する面がカリっとした見た目になったらひっくり返す(片面90秒~2分を目安に揚げる)。※この90秒~2分の間に次の生地を延ばす。
  7. ひっくり返してから60秒を目安に揚げ、全体が美味しそうに揚がったらバットか網の上に立てて揚げ油を切る。※この60秒の間に次の生地を延ばす。
  8. 直ちに次の生地を入れて両面を揚げながら次の生地を延ばすことを繰り返し、合計4枚を揚げる。
  9. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 調理時間50分の内訳は、生地をこねるのに10分、寝かせるのに30分、成形&揚げに10分としました。
  • 生地作りには、強力粉200 gのほか、打ち粉に10 gほど使うことになると思います。よって220 g以上の強力粉を用意しておきます。
  • 生地は私の製作では367 gできます。これは全材料の合計から水分の蒸散分と粉の損失を引いた量です。これを4等分することで1つあたり約90 gの生地を揚げることになります。
  • 揚げる前に1か所~数か所の穴をあけると破裂しにくくなります。ただし上に乗せる具によっては穴をあけなくてもよいです。
  • 揚げ油を切りやすくするため、バットか網の上で立てて油を切ります。コップなどに立てかけると1つでもうまく立ちます。
  • 1つめよりも、2つめ以降のほうが上手に見栄え良く調理することができます(焼き物や揚げ物調理の常ですね)。

Tips about cuisine

  • 「ナバホブレッド」の英語(米国の公用語)綴りは「Navajo bread」。
  • 「Navajo」(ナバホ)はもともとアメリカ中西部に居住していたネイティブアメリカン(インディアン、先住民)の主要部族の名称。「Bread」(ブレッド)はパンの意味。よって「Navajo bread」(ナバホブレッド)は「ナバホ族のパン」の意味である。
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