コピダベ
「ん!ちょっと!これ美味しい!!」と、私のレシピメモに書いてしまったほどの美味しいコーヒー! コピダベはインドネシアのティドレの名物コーヒー。しかしティドレと言われても広大なインドネシアのどのへんにあるのかも分からない・・ですよね。私も現地に行くまでそうでした。しかしそこは世界史で強く学ぶ「モルッカ諸島」(現マルク諸島)で、欧州列強が香辛料を求めて執着した土地です。「コピダベ」の「コピ」はコーヒー、「ダベ」は「通常加えられるもの」を意味し、インドネシアのコピ(コーヒー)は通常甘く作られるため、コピダベは「スパイス風味が心地よい甘いコーヒー」です。このレシピでは日本では通常入手困難なパンダンリーフを省きながらも(本当は入れたいですが)、とても美味しい、素晴らしいコーヒーレシピに仕上がりました。おすすめできます。
材料
(2人分):
- 水
- 500 mL
- ナツメグパウダー
- 小1/8
- シナモンスティック
- 5 cm(※1)
- 生姜
- 粗みじん切りで大2
- クローブホール
- 10粒
- コーヒー粉(※2)
- 大3
- 砂糖
- 大3
- ※1:シナモンスティックは「樹皮が巻いてある」タイプのもので5 cm分です。
- ※2:ドリップコーヒー用の挽いたコーヒー豆を使います。品種の詳細は下のコツ欄参照。
調理時間
:
作り方
:
- 小鍋に水を入れて強火にかけながら、ナツメグパウダー、シナモンスティック、生姜、クローブホール、コーヒー粉、砂糖を入れ、1分くらいぐつぐつと煮る。
- 味見をして甘さ加減などを好みに調える。
- 火を止めて5分以上放置し、茶漉しで漉して固形分を除去してカップに注いで出来上がり。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- 生姜を非常に細かいみじん切りにしたりすりおろしたりすると香りが強くなりすぎるので、粗みじん切りまたは叩く程度にしたものを使います。
- 現地ではよくパンダンリーフ(ニオイタコノキの葉)が加えられるので、もしあれば、6 cm四方くらいを1枚加えるとよいです。
- コーヒー粉は、あればロブスタ種(インドネシアやベトナムなど東南アジアでは一般的なコーヒーの品種)がよいですが、なければアラビカ種(日本でもよく売られている品種)でよいです。
- 最初は水を500 mL使いますが強火でぐつぐつと煮る工程が入り、出来上がりの液量は約400 mL程度になります。よってこれを2人分としています。大きなバッチになると水量に対する表面積の比率が下がるので出来上がりの液量が相対的に多くなるので、材料の量を増やすなど調整する必要が出ると思います。
- 現地ではケナリ(油分が多いナッツ)を一緒に食べるので、日本で再現するなら、クルミやカシューナッツなどのナッツ類を添えると現地の雰囲気に近づきます。
Tips about cuisine
- 「コピダベ」のインドネシア語(インドネシアの公用語)の綴りは「Kopi dabe」。
- 「Kopi」(コピ)はコーヒー、「Dabe」(ダベ)は「通常加えられるもの」の意味。コピダベが香辛料交易で有名なマルク諸島(モルッカ諸島)の名物コーヒーであることを鑑み、「Kopi dabe」は「スパイスコーヒー」の意味になる。
- インドネシア北マルク諸島ティドレ島の名物ドリンクである。
本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
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