キヌアコンマンサナ

キヌアコンマンサナ

キヌアコンマンサナ

スーパー健康フードのようにときに言われる「キヌア」は、南米の穀物です。ごはんのように炊いたり、スープの具にしたり、それから味にクセがないのでジュースにもよく入っています。ペルーで飲んだキヌアコンマンサナは、直訳して「キヌアとリンゴ」。リンゴジュースの中のキヌアがプチプチしてとても気に入っちゃって、路上の屋台で飲んだのですが、お願いしてペットボトル買いして持って帰ったほど気に入りました。キヌアはおなかにたまるし、腹持ちいいし、朝食に飲まれるのがよく分かります。このレシピは市販のリンゴジュースを使うお手軽版。是非グラスにスプーンを入れ、飲むときにかきまぜて、ふわふわと浮くキヌアの可愛らしさもお楽しみください。なお2枚目の写真はペルーっぽいお土産と一緒に写真を撮ったものです。

材料

5人分):

キヌア
60 g
コーンスターチ(※1)
大1/2
砂糖
大3
550 mL
クローブホール
5粒
シナモンスティック
巻いた状態で3 cm
100%リンゴジュース
450 mL
  • ※1:コーンスターチは片栗粉で代用できます。

調理時間

(キヌアを水に浸ける時間を除く)

作り方

  1. キヌアをボウルに入れ、水(分量外)で洗い、水を取り替えてきれいな水(分量外)に1時間以上浸けておく(1晩くらいまで浸けてもよい)。
  2. コーンスターチを小皿に入れ、同量(大さじ1/2)の水(分量外)を入れて浸けておく。
  3. 1 L以上のサイズの鍋に砂糖を入れて火にかけ、溶かして茶色いカラメルを作り、火からおろしてしばらく冷ます。
  4. 水を加えても大丈夫そうな温度になったら、様子を見ながら少しだけ水を加えてから、残り全量の水を加える。
  5. 水気を切ったキヌア、クローブホール、シナモンスティックを加えて火にかけ、フタを少しずらして置き、キヌアが鍋の中で対流して躍っている状態を保ちながら弱火で20分煮る(あまり水分を蒸散させないように火加減は弱くする)。
  6. 火を止めてフタをして20分置いておく(この間にキヌアが大きく膨潤します)。
  7. リンゴジュースを加えて火にかけ、ときどき混ぜながら5分ほど煮て熱くする。この間にクローブとシナモンを取り除く。
  8. 味見をし、甘さ加減や酸味加減などを好みに調える。
  9. 水溶きコーンスターチを加えて混ぜ、とろみをつけて出来上がり。
  10. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 砂糖からカラメルを作るときは焦がさないように、あくまで茶色っぽく色づいた砂糖液にとどめます。
  • カラメルは140℃以上の高温なので絶対に味見をしないこと(舌が激しくやけどします)。また水を注ぐには高温すぎて危険なので、しばらく火から離して温度を下げてから水を入れること。
  • キヌアを煮るときは、キヌアにふっくらと水を含ませてふやかしたいので、鍋の中で対流する程度の火加減にします。
  • リンゴジュースの中でキヌアを煮るレシピもありますが、キヌアだけでふっくらと炊きたいのと、リンゴジュースを長時間火にかけると美味しさが低減するので、ここではキヌアを水で煮ています。

Tips about cuisine

  • 「キヌアコンマンサナ」のスペイン語(ペルー、ボリビア、エクアドル、チリの公用語)の綴りは「Quinua con manzana」。
  • 「Quinua」(キヌア)は現地の穀物の名前、「con」は英語のwithと同じで「~~と」、「Manzana」(マンサナ)はリンゴの意味。よって「Quinua con manzana」(キヌアコンマンサナ)は「キヌアとリンゴ」の意味になる。


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