ランチドレッシング

  • 米国料理

  • 現地表記

    :Ranch dressing(英語)

  • 概要

    :ミルキーでマイルドなドレッシング

ランチドレッシング

米国で一番売れているドレッシングは、米国発祥のランチドレッシングだと言われています(統計を見ていないけど)。確かに、地中海地方のサラダは塩とレモンとオリーブオイルで野菜を食べるのに対し、アメリカのドレッシングと言えば白くミルキーだなと実感します。シーザーサラダドレッシングやこのランチドレッシングはそれほどに国民的人気のドレッシングなのです。自宅で作ることもでき、その場合はマヨネーズを使うと乳化も安定もうまくいきますよ。野菜の個性を和らげて全体をうまくまとめてくれる力があるのは乳製品だからこそ。また現地では鶏肉料理にもかけたりして使われます。確かにこの爽やかさとコクは肉類にも合うと思います。

材料

出来上がり約100 mL分):

マヨネーズ
40 g
ヨーグルト
30 g
牛乳
30 g
チューブにんにく
1 g
小1/10
こしょう
小1/10
砂糖
小1/4
味の素
3ふり
ドライパセリ
小1/3

調理時間

作り方

  1. ブレンダー容器または泡立て器が入る器にすべての材料を入れ、均一になるよう撹拌する。
  2. 味見をし、塩加減や酸味加減などを好みに調える。
  3. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 冷蔵庫でしばらく保存することも考慮し、生野菜(パセリとにんにく)を避け、ドライパセリとチューブにんにくを使用しています。
  • 1 g単位のスケールがない場合、マヨネーズを大さじ3弱、ヨーグルトと牛乳を大さじ2で調理できます(比重:マヨネーズ=0.95、ヨーグルト=1.05、牛乳=1.03なので、比重=1に近似できる)。
  • 現地ではボトルで市販もされているドレッシングですが、現地の工業製品は増粘剤でとろみをつけているため、家庭の手作りではそれに比べるとさらさらとした出来になります。
  • とろみが欲しい場合はまず牛乳を省いて作り、味見をしながら、とろみ加減を見ながら、徐々に牛乳を増やしていくとよいです。また酸味が気にならない場合は牛乳を減らしてヨーグルトを増やすとよいです。さらにカスピ海ヨーグルトのようなとろみの強いヨーグルトを使うとよいです。
  • 現地のレシピではバターミルク(薄いヨーグルトのような乳製品)を使うのですが日本では手に入りにくいため、ヨーグルトと牛乳を使うレシピとしています。
  • 味の素の使用は任意ですが、入れると現地の味わいに近くなります。
  • 酸味が欲しい場合はクエン酸結晶を少し加えるとよいです(レモン果汁や酢で調整することもできますが、水分が増えてゆるくなるためクエン酸のほうがよいです)。
  • 作りたてを食べる場合は浮いている泡をすくい取るとよいです。
  • 作りたての場合はパセリが浮きやすいのですが、しばらく置いてパセリが完全に水分を吸うと分散します。

Tips about cuisine

  • 「ランチドレッシング」の英語(米国の公用語)の綴りは「Ranch dressing」。
  • 「Ranch」(ランチ)は農場や牧場の意味、「Dressing」(ドレッシング)はいわゆるドレッシングで野菜などにかける味付けの液体を指す。よって「Ranch dressing」(ランチドレッシング)は「農場や牧場風のドレッシング」のような意味になる。


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