マスタワ

マスタワ

ユーラシア大陸の、いわゆる中央アジアの地域には、トマトベースの汁料理が多くあります。マスタワは細かく切った野菜や肉、それから米や豆やハーブなども、具がいろいろと入っていて良い旨味がある、お腹にたまるスープ料理です。お米が入っているので雑炊という表現もできます。カティークと呼ばれるヨーグルトを添えていただくことで、栄養も味もさらに良くなります。雑炊のような料理なので、前日の残りごはんで作ることもできますが、ここでは生米を使うレシピを掲載します。

材料

4人分):

緑豆(※1)
1/4 C
米(※2)
2/3 C
玉ねぎ
1個
にんじん
小1本
じゃがいも
1~2個
トマト缶(※3)
1/2缶
牛脂(※4)
大2
牛ひき肉
100 g
1 L
小1/2
こしょう
小1/3
コリアンダーパウダー
小1/2
クミンパウダー
小1/3
パクチー(※5)
刻んで大1
小ねぎ(※5)
刻んで大1
ヨーグルト
大8
  • ※1:緑豆はなければ省いてよいですし、他の豆を使ってもよいです。
  • ※2:生の米のかわりに残りごはんも使えます。その場合はお茶碗1杯くらいあるとよいです。
  • ※3:トマト缶は1缶が約400 gかつダイス状のものを使います。熟れた生のトマトがあればそれを使ってもよいです。
  • ※4:牛脂がなければサラダ油を使用します。
  • ※5:緑のハーブはあれば生のものを刻んで使います。なければ乾燥品でもよいです。

調理時間

:1 時間 10 分

作り方

  1. (緑豆を使うなら、前日から水に浸しておき、調理時は水を切っておく。)
  2. 米を水(分量外)に浸しておく。
  3. 玉ねぎを粗みじん切りにし、にんじんとじゃがいもを8 mm角切りにする。
  4. 煮込む鍋に牛脂を入れて加熱し、牛ひき肉を入れて炒める。
  5. 玉ねぎを加え、数分間炒める。
  6. トマト缶の中身、にんじん、じゃがいもを加え、ときどき混ぜながら数分間加熱する。
  7. 緑豆、水、塩、ブラックペパー、コリアンダーパウダー、クミンパウダーを加え、フタをして20分煮る。
  8. 味見をし、塩加減やスパイス加減などを好みに調える。
  9. 米を入れてほぐし、フタをして15分、あるいは米の芯がなくなるまで煮る。
  10. その間にパクチーと小ねぎを刻み、煮込みの最後に鍋に入れてひと混ぜして火を止める。
  11. 器によそい、ヨーグルトを1人につき大さじ2杯ほど乗せて出来上がり。
  12. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 米を先に入れてしまうととろみがついてしまってじゃがいもと人参がうまく煮えなくなるので、米は最後のほうで加えます。
  • 塩分を抑えたレシピになっていますが、仕上げにヨーグルトを乗せるなら塩分控えめで大丈夫です。仕上げにヨーグルトを乗せない場合は、塩分をしっかりとつけたほうが美味しく感じると思います。
  • 現地では羊肉のミンチが手に入りやすいので、あれば羊肉を使うと、味と風味が現地にとても近づきます。
  • 米は水に浸しておくほうが早く煮えますが、じっくり煮るなら米を洗わずに入れてもよいです。
  • 油が浮いているくらいの出来映えのほうが美味しいので、あまり油が少なくなりすぎないようにします。

Tips about cuisine

  • 「マスタワ」のウズベク語(ウズベキスタンの公用語、タジキスタンやロシアにも話者がいる)、タジク語(タジキスタンの公用語、ウズベキスタンやロシアにも話者がいる)、ロシア語(ロシアの公用語)のキリル文字での綴りは「Мастава」。
  • 語源はペルシャ語にあり、「Маст」(マスト)はペルシャ語で発酵乳(ヨーグルト)、「ав」(アブ)はペルシャ語で水ないしスープ料理を意味する。よって「Мастава」(マスタワ)は語源としては「ヨーグルト入りスープ」の意味になる。
本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
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