ウズガラバルック

  • トルコ料理、キプロス料理

  • 現地表記

    :Izgara balık(トルコ語)

  • 概要

    :魚の網焼きグリル

ウズガラバルック

すごい!!トルコのエーゲ海のビーチリゾートレストランに来た気分になれた!! スパイスを使った魚料理は美味しいですね。ウズガラは網焼きの網を意味するトルコ語で、バルックは魚の総称名です。網の下には素晴らしい香りを立てる炭を置き、焼いている間に時折魚から落ちる油がジュッと音を立てて煙が上がると、魚は素晴らしく美味しくなります。塩だけで焼いてもいいんだけど、塩焼きの魚だと日本の味と同じになってしまい「トルコ料理を作って食べる実感」が出なくなってしまうので、ここではシシケバプに倣ってトルコらしい下味をつけて焼きました。

材料

2人分):

魚(※1)
1尾(※1)
玉ねぎ
1/4個
にんにく
1かけ
ヨーグルト
大2
トマトペースト
小2
パプリカパウダー
小1
小1
こしょう
小1/3
乾燥タイム
小1/2
クミンパウダー
小1/5
オリーブオイルA
大1
オリーブオイルB
大2
ローズマリー(※2)
小1/2
  • ※1:網焼きグリルが美味しく作れそうな魚なら何でも可。写真は体長25 cmくらいのアオハタを1尾使いました。
  • ※2:ローズマリーは生の葉を使います。なければ乾燥ローズマリーを使うか、パセリやネギなど良い香りをつける緑を使います。

調理時間

作り方

  1. <魚の準備>魚のウロコと内臓とエラを取り、水気を拭く。
  2. 玉ねぎとにんにくを粗みじん切りにし、ブレンダー容器かミキサーに入れる。
  3. ブレンダー容器かミキサーに、ヨーグルト、トマトペースト、パプリカパウダー、塩、こしょう、乾燥タイム、クミンパウダー、オリーブオイルA(大さじ1)を入れて回し、均一な液状にする。
  4. 魚が入るサイズのビニール袋に、腹腔(内臓が入っていた空洞)を上に向けて魚を置き、上のヨーグルトスパイス液を入れてまんべんなく内側に塗り、ひっくり返し、落ちてくるヨーグルトスパイス液を片手で受けて、今度は表面にまんべんなく塗り、ときどき向きを変えながら1時間冷蔵庫に置いておく。
  5. オリーブオイルB(大さじ2)にローズマリーの葉を入れ、ローズマリーオイルを作っておく。
  6. <網焼きの準備>薪に火をつけて着火して炭にするか、木炭に火をつけて熾火(おきび)にする。
  7. 網を乗せてよく熱し、ヨーグルトスパイス液を軽くぬぐった魚を置き、ときどきハケでオリーブオイルを塗りながら、良い焼き色がつくよう、両面を焼く。
  8. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • お刺身でも食べられるような一匹魚を使います。そうすると完全に火を通すプレッシャーがなく、表面の焦げた香ばしさと中のソフトな柔らかさを楽しめます。
  • 少々強めに焦げ色をつけると美味しいです。焦げ色はヨーグルトスパイス液によるもので、魚自体はその内側でふんわりと焼けています。
  • 魚の表面にローズマリーオイルを塗るとき、ローズマリーの生木があれば枝の先端で葉が茂っている部分をハケがわりに使うと風味が良くなります。
  • もしスマック(現地の香辛料)があれば、スライスオニオンにふりかけて添えると良く合います。

Tips about cuisine

  • 「ウズガラバルック」のトルコ語(トルコ、キプロスの公用語)の綴りは「Izgara balık」。
  • 「Izgara」(ウズガラ)は焼き網、ひいては焼き網で調理するものを意味し、「balık」(バルック)は魚の意味である。よって「Izgara balık」(ウズガラバルック)は魚の網焼きグリルのような意味になる。


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