サラートストリチニー

  • ロシア料理

  • 現地表記

    :Салат столичный(ロシア語)

  • 概要

    :角切り野菜や角切りお肉のマヨネーズ和え

サラートストリチニー

ロシア、ウクライナ、中央アジア各国などでよく見かける、角切り野菜と角切りお肉のマヨネーズサラダは、日本では「オリビエサラダ」の名前が浸透していて、(マヨネーズが嫌いでなければ)多くの人に気に入ってもらえる美味しいサラダです。野菜類はゆでたりピクルスを使うのが基本で、お肉類もゆでたり加工肉(ハムなど)を使うので、つまりはこのサラダは作り置きに適しています。これらの国々に行くとつい注文してしまうので、気づくとあちこちで食べていて、具の種類や配合には作り手の差があるのだけど、日本のポテトサラダと大きく違う点としてはどうもゆでた豆類が入ることが基本のようです。よってこのレシピでも豆はちゃんと加えています。

材料

2人分):

きゅうりのピクルス(※1)
50 g
じゃがいも(※2)
2個
鶏胸肉
100 g
にんじん
1/4本
グリーンピース
50 g
マヨネーズ
大2
スメタナ(※3)
大2
小1/5
白こしょう(※4)
小1/10
オリーブ(※5)
トッピングする量
仕上げの緑(※5)
トッピングする量
  • ※1:きゅうりのピクルスがない場合は前日にきゅうりを酢漬けにするので生のきゅうりがあればよいです。
  • ※2:じゃがいもはメークインのような煮崩れしにくい品種が適しています。
  • ※3:現地のようなスメタナは日本では市販されていないので、リンク先を参照して、無糖ヨーグルトと生クリームを混ぜて作るか、ない場合は全量をマヨネーズに置き換えます。
  • ※4:白こしょうがない場合は普通のこしょうを使うか、省きます。
  • ※5:オリーブや仕上げの緑は必須ではありません。あればディルを使いますが、ない場合はパセリなどを使うか省きます。

調理時間

作り方

  1. (きゅうりのピクルスがない場合は前日にきゅうりを縦2つ割りにして容器に入る長さに切って酢を等量の水で割って塩少々を加えた溶液に漬けておく。)
  2. じゃがいもを小鍋に入れ、かぶる量の水を入れて強火にかけ、沸騰したら弱い沸騰を保つ程度に火加減を落とし、30分ほどゆでてほくほくに火を通す(菜箸を刺してすっとささるようになるまで)。
  3. 鶏肉を小鍋に入れ、かぶる量の水を入れて強火にかけ、沸騰したら弱い沸騰を保つ程度に火加減を落としてゆでる。
  4. 鶏肉をゆでる間ににんじんの皮をむいて8 mm~1 cmくらいに角切りにし、鶏肉をゆで始めて5分ほど経った頃にグリーンピースと一緒に鶏肉の小鍋に入れ、5分ほど一緒にゆでる。
  5. 鶏肉、にんじん、グリーンピースに火が通ったことを確認したらザルにあげるか網じゃくしですくう。(ゆで汁は使わないが美味しいので他の料理に使える)。
  6. 鶏肉を1 cm角くらいに角切りにする。
  7. じゃがいもをゆで終えたら1 cm角くらいに角切りにする。
  8. ボウルにマヨネーズ、スメタナ、塩、白こしょうを加えて均一に混ぜ、味見をして塩加減や酸味加減を好みに調え、鶏肉、じゃがいも、にんじん、グリーンピースを入れて、練らないように混ぜる。マヨネーズ類がもっと欲しい場合はここで追加する。
  9. 器に盛り、オリーブや仕上げの緑をトッピングしてできあがり。
  10. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 使う材料や分量に大変幅があるレシピです。分量は一例を示したものであり、これを遵守しなくてもよいです。
  • きゅうりのピクルスがなく、きゅうりを酢漬けにする時間がない場合は、生のきゅうりをそのまま刻んで加えてよいです。
  • 鶏肉をゆでるかわりに厚切りのハムを刻んで加えてもよいです。
  • スメタナ(サワークリーム)がない場合、リンク先を参照して無糖ヨーグルトと生クリームを即席で作るか、省いてマヨネーズのみで和えます。ただしマヨネーズのみで和えてしまうと日本の家庭料理のポテトサラダの味になってしまって現地の味わいが出なくなるので、できれば即席でもスメタナを作ってほしいと思います。
  • ゆで卵やケイパーを加えるレシピもあります。

Tips about cuisine

  • 「サラートストリチニー」のロシア語(ロシアの公用語)の綴りは「Салат столичный」。
  • 「Салат(サラート)はサラダ、「столичный」(ストリチニー)はこの料理がロシアの首都モスクワのレストランで考案されたことに由来する。よって「Салат столичный」(サラートストリチニー)は直訳して「首都のサラダ」という意味になる。


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