ティンプー

゚・*美味しさは、香りで作る。*・゚【スパイスアンバサダー2021】

スパイスアンバサダーレシピ
使用スパイス:オレガノ、こしょう、クミン
オレガノこしょうクミン

  • ボリビア料理、ペルー料理

  • 現地表記

    :Thimpu(スペイン語)

  • 概要

    :ゆで肉とゆでじゃがの黄色唐辛子ソースがけ

ティンプー

ボリビアやペルーはインカ帝国の文明が栄えた南米の地。そこで私が食べて感動して、「日本で絶対作りたい」と思った料理がティンプーでした。お肉とじゃがいもを煮て白ごはんに乗せ、黄色い唐辛子ソースをかけたものです。黄色い唐辛子は現地では「アヒアマリージョ」と呼ばれるのですが、アヒアマリージョの瓶詰めが近くのホームセンターに売られていたので、日本でもそこそこ普及しているのでしょうか。アヒアマリージョを使った黄色いソースはどんな味かというと、唐辛子とこしょうとクミンにより、まさに「イエローカレー」という言葉がピッタリな味わいです。なおこれは標高が富士山頂ほどもある寒冷の土地で作る料理です。野菜が乏しい食文化であることを理解しながらかぶりつく肉の塊は、食べつつも文化の学びになりますね。古く古くから存在する現地のスーパー伝統料理を、是非味わってみてください。

材料

2人分):

塊の肉(※1)
400~500 g
2 L
小1
ドライオレガノ
小1/2
玉ねぎ
1個
じゃがいも
2個
にんにく
1かけ
サラダ油
大2
アヒアマリージョ(※2)
大3
小1/4
こしょう
小1/8
クミンパウダー
小1/5
  • ※1:手に入りやすい塊の肉として、例えば牛もも肉などをブロックで買うとよいです。
  • ※2:現地では生の黄色唐辛子から手作りもしますが、日本ではペーストの瓶詰めが市販されています。アヒアマリージョの代用はなかなか難しいので、輸入食材店で調達します。

調理時間

作り方

  1. (白ごはんに乗せて食べたい場合は米を研いで炊飯しておく。)
  2. 大きめの鍋に、塊の肉、水の半量(1 L)、塩、ドライオレガノ、玉ねぎの半分(1/2個)を入れて強火にかけ、沸騰後は弱火にしてフタをし、3時間ほどゆっくりと煮る。
  3. その間に別の鍋に洗ったじゃがいもを入れ、水の半量(1 L)を入れて強火にかけ、沸騰後は弱火にしてフタをし、15分ほどゆでて、火を止めておく。
  4. その間に玉ねぎの半分(1/2個分)を薄切りにしてから1 cm長さに切り、にんにくを細かいみじん切りにしておく。
  5. 小鍋にサラダ油、切った玉ねぎ、にんにくを入れて中火で熱し、火が通ったらアヒアマリージョを加えて混ぜ、肉のゆで汁を大さじ5杯ほどすくって加えて混ぜる。
  6. 塩、こしょう、クミンパウダーを加えて混ぜ、徐々に煮詰めてとろりとしたソースにする。
  7. 味見をして塩加減や辛さ加減などを好みに調える。
  8. じゃがいもを湯から取り出して皮をむき、器に(ごはんと食べるならごはんをよそってから)肉とじゃがいもを乗せ、ソースをかけて出来上がり。
  9. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 骨がない肉の場合は3時間ゆでるくらいでよいのですが、写真のように骨つき肉を使う場合は骨と肉の結合組織がとろとろになるよう1時間半煮てフタをして1日置いておいて次の日も1時間半煮てフタをして1日置いてその次の日に再加熱して使うとよいです(ゆで時間は変わりませんが所要時間が変わります)。
  • 肉のゆで汁のほとんど、ならびに一緒にゆでた玉ねぎは料理には使わないので、別途スープなどにしていただきます。
  • 肉の内部は塩味がついていないので、食卓に塩を置いておき、食べる人が好みでかけるようにします。
  • 牛肉のほか、羊肉などで作ってもよいです。現地ではアルパカやリャマやヤギの肉でも作られます。
  • 現地ではチューニョ(凍結脱水じゃがいも)を戻して使うレシピもあります。
  • 辛いのが苦手な場合は、アヒアマリージョを減らし、その分ターメリックパウダーなどで黄色味を補うとよいです。
  • じゃがいもを2個だけゆでるのも光熱費がもったいないのでたくさんゆでて残りをほかの料理に使うとよいです。

Tips about cuisine

  • 「ティンプー」のスペイン語(ボリビア、ペルーの公用語)の綴りは「Thimpu」。
  • 「Thimpu」(ティンプー)の語源には諸説あり、1)アイマラ語の「時間」(綴り不明)、2)スペイン語の「時間」(tiempo)、ケチュア語の「沸騰」(Ttimpuy)など。


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