バンチャンチョン
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国
:ベトナム料理
 - 
現地表記
:Bánh tráng trộn(ベトナム語)
 - 
概要
:細切りライスペーパーのベトナム味の和え物
 

私がどうしても作りたかった美味しいベトナム料理!! バンチャン=ライスペーパー、チョン=混ぜるの意味で、ライスペーパーを細く切って美味しく作る和え物です。現地では路上の露店や学校の前の商店で売られていてお腹がすいたらぱくぱく食べるような、ストリートフード的存在です(家庭料理としても作られます)。「サテトム」というエビ風味やレモングラス風味がしっかり利いた調味料は最近日本でも数社から市販されるようになったので、「いかにもベトナム味」と思える美味しい味付けが簡単にできるようになりました。このレシピの秘訣は、まずライスペーパーが極力重ならないように大きなボウルの中で両手でバサバサと混ぜていくことです。そして、現地の青パパイヤの代用の大根が素晴らしい味わいになるので、青パパイヤが手に入る場合を除き、大根は是非省かずに加えてほしいと思います。ライスペーパーがね、もちもちっとし始めたときの食感が、「甘酸っぱ旨辛い」味と絡まって大絶品!
材料
(2人分):
- うずらの卵
 - 6~10個
 - 大根
 - 40 g
 - レモン果汁
 - 大1.5
 - 玉ねぎ
 - 40 g
 - サラダ油A
 - 大1/2
 - パクチー
 - 1/2 C~1 C
 - ミントの葉
 - 10枚
 - 乾燥桜エビ
 - 大1/2
 - 炒りピーナッツ
 - 大1
 - 塩
 - 小1/8
 - サテトム(※1)
 - 大1弱
 - サラダ油B
 - 小1
 - 酢
 - 小1/2
 - 砂糖
 - 小1/2
 - ナンプラー
 - 小1/2
 - ライスペーパー(※2)
 - 6枚
 
- ※1:サテトムはベトナムのエビ風味唐辛子調味料です。数社から市販されています。
 - ※2:ライスペーパーは直径22 cmのものを使用しています。
 
調理時間
:
作り方
:
- うずらの卵を小鍋に入れ、かぶる量の水を入れて中火で熱し、沸騰後3分ほどゆでて、火を止めて置いておく。
 - 大根の皮をむき、長さ4~5 cm&薄さ2 mmの薄切りにし、2 mm幅の千切りにして小さな容器に入れ、レモン果汁をかけて和えておく。
 - 玉ねぎを超薄切りにし、1~2 cm程度の短さに切り、小さなフライパンにサラダ油A(大さじ1/2杯)と玉ねぎを入れて中火で熱し、フライドオニオンのように炒めておく。
 - パクチーとミントの葉を粗く刻んでおく。
 - 乾燥桜エビをすり鉢に入れてすりこ木で砕き、炒りピーナッツを加えてすりこ木で砕き、塩を加えて混ぜておく。
 - 小さな容器にサテトムとサラダ油B(小さじ1)を入れてよく混ぜてなじませ、酢、砂糖、ナンプラーを加えてよく混ぜておく。
 - 大きなボウル(想像以上に大きなボウルがよい)を用意し、その上でライスペーパーを約5 cm×1 cmの短冊に切る(まず約5 cm幅に切り、次に1 cm幅に切る)。
 - ライスペーパーのボウルにすべての材料を入れて、ライスペーパーどうしが極力くっつかないように空気を含めながら両手で10本の指を使って大振りに混ぜる。
 - Enjoy!
 
材料と調理のこつ
:
- うずらの卵は1人3個くらいで十分なのですが、あれば美味しいのと、通常10個入りで売られているので、私は2人分を作るときは1人5個入れています。
 - 水分が多いとライスペーパーがベタベタしてきて美味しさが損なわれます。よってレモン果汁や酢は入れすぎないようにします。
 - 現地ではよくラウランという香りのよい葉っぱを使いますが日本では流通していないので、パクチーやミントを加えています。
 - 乾燥桜エビを砕いて塩と混ぜたものは、現地のムイオットム(エビ粉入り塩)に相当します。
 - ライスペーパーと具と調味料を混ぜるときは、使い捨てのビニール手袋をはめると便利です。
 - ライスペーパーと具と調味料を混ぜるときは、ライスペーパーどうしが極力くっつかないように大振りに混ぜるようにします。よって想像以上に大きなボウルがあると上手く混ぜられます。
 - 干し肉の細切りやさきイカを加えるレシピもあります。
 
Tips about cuisine
- 「バンチャンチョン」のベトナム語(ベトナムの公用語)の綴りは「Bánh tráng trộn」。
 - 「Bánh」(バン)は粉モノを指し、「tráng」(チャン)はシート状の意味なので、「Bánh tráng」(バンチャン)はライスペーパーを指す。「trộn」(チョン)はミックス(混ぜる)という意味である。よって「Bánh tráng trộn」(バンチャンチョン)は「ライスペーパーの和え物」のような意味になる。
 - 「バンチャンチョン」は日本ではしばしば「バインチャンチョン」と表記される。
 
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