メネメン

  • トルコ料理、キプロス料理

  • 現地表記

    :Menemen(トルコ語)

  • 概要

    :トマトや青唐辛子入りのスクランブルエッグ

メネメン

トルコや北キプロスのメネメンは近隣国ではシャクシューカ等の名前で知られる美味しい卵料理です。主食のパンによく合い、スパイシーで簡単に作れて、朝食にも昼食にも夕食にも合うような万能なおかずです。でも卵料理なので朝食がやはり定番。このレシピは本当、「素晴らしい再現度!!」と自分で唸ってしまうくらい、旅の思い出をよく再現出来たレシピだと思います。もちろん家庭の差や調理人の差はあるのだけど、唐辛子が苦手でなければ、是非青唐辛子を使って作ってみてください。

材料

4人分):

トマト
2個
玉ねぎ
1/2個
青唐辛子(※1)
2本
4個
サラダ油(※2)
大2
カイエンペパー(※3)
小1/4
パプリカパウダー
小1
小1/2
こしょう
小1/4
  • ※1:青唐辛子がない場合はししとうで代用し、辛さが減る分をカイエンペパーパウダーなどで補います。
  • ※2:サラダ油のほか、オリーブオイルやバターでもよいです。
  • ※3:カイエンペパーパウダーのほか、唐辛子の粉末なら何でも使えますが、種類により辛さが変わるので加減します

調理時間

作り方

  1. トマトを2 cm角切りにし、玉ねぎを粗みじん切りにし、青唐辛子を小口切りにし、卵をボウルに入れてしっかりと溶いておく。
  2. フライパンにサラダ油を入れて強火で熱し、トマトと玉ねぎを入れ、トマトから水分を引き出すように、混ぜながらしっかりと炒める。
  3. 青唐辛子、カイエンペパーパウダー、パプリカパウダー、塩、こしょうを入れて全体を混ぜ、溶き卵を一気に流し込み、フライパンの底に固まる卵をかき落としながら全体を混ぜ、卵を素早く均一に固まらせていく。
  4. 卵の水分が減ってきたら味見をし、塩加減や辛さ加減を好みに調える。
  5. 卵の水分が少しだけ残る状態になったら火を止めて出来上がり(最後は予熱によって水分がなくなります)。
  6. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 「火が通っていて全体がほぼ固まっているのにジューシー」な焼き加減にするよう、火を止めるタイミングには細心の注意を払います。
  • パプリカパウダーは赤い色味を増し、唐辛子の辛さ以外の風味をつけるために加えています。
  • トマトの炒め具合が足りないと、完成後にトマトまわりに水気が出て美味しさを損なうので、トマトをしっかりと炒めて先に水分を放出させて卵に取り込ませるのがコツです。
  • 卵の溶き具合が足りないと白身と黄身が均一でない仕上がりになるので、しっかりと溶きほぐします。
  • 卵の火の通り具合にムラが生じないよう、卵はフライパンの底から焼けるので、底からしっかりと返すように混ぜる必要があります。底に密着する卵をはがすためにシリコンベラがあると上手に仕上がります。
  • 青唐辛子は唐辛子が赤く色づく前に収穫して冷凍保存するといつでも使うことができます。鉢植えの唐辛子を育てれば自家採取できます。

Tips about cuisine

  • メネメンのトルコ語(トルコ、キプロスの公用語)の綴りは「Menemen」。
本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
出典URL付記リンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやXなどのSNSにおける情報の小規模な引用や紹介。
事前連絡出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動・サイト記事作成・出版等で料理レシピや写真を使用する場合は有料です(料金は≫こちら)。※無断使用が発覚した場合は料金3倍にて請求書を発行しますのでお支払い頂きます。
事後連絡下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。※教職員の使用は上に該当するため有料です。
禁止事項
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用または営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。