シャークハッシュ

  • バミューダ料理

  • 現地表記

    :Shark hash(英語)

  • 概要

    :サメのそぼろ

シャークハッシュ

米国の東の沖の島国であるバミューダでは、サメ肉(シャーク)をそぼろ(ハッシュ)にして食べる、その名も「シャークハッシュ」という料理があります。サメ肉は臭そうですか? 意外にサメは日本のあちこちで釣れる魚で、釣り人が面倒を理由に海に帰してしまう魚なのです。だから釣り人に頼んで「サメが釣れたらすぐ血抜きしてほしい」と、そこだけしっかりお願いしておけば、サメはまったく臭みがない魚です。このサメはそのようにして入手した、イキのいいものです。あとは白身をそぼろにして炒めるだけ。炒め油にはバターを使ったので、淡白な中に風味が香って美味しいです。

材料

4人分):

サメの肉
400 g
パセリ
みじん切りで大2
生唐辛子(※1)
1/2本
バター
大1.5
小1/2
  • ※1:生唐辛子がない場合は、一味唐辛子少々など、ほかの唐辛子で代用できます。

調理時間

作り方

  1. サメ肉を2 cmくらいの角切りにして少なめのお湯(分量外)でゆで、火が通ったら火を止めてそのまま置いておく。
  2. パセリと唐辛子をみじん切りにする。
  3. サメをザルにあげて水気を切り、すり鉢に入れて、すりこぎで叩いてそぼろ状にする。
  4. フライパンにバターを入れて中火熱し、すべての材料を入れて炒める。
  5. 味見をして塩加減などを好みに調える。
  6. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 伝統的にはサメの肝臓から油(肝油)をとり、その油で炒めるそうです。
  • サメが釣れてすぐに血抜きをしないと臭みが出ます。ここでは臭みが出ていないサメの肉を使います。
  • 塩加減がある程度しっかりついているほうがパンなどに合うので、味がぼけないように注意します。
  • サメ肉をゆでた汁は美味しいので、お味噌汁のダシなどに使えます。

Tips about cuisine

  • 「シャークハッシュ」の英語(バミューダの公用語)の綴りは「Shark hash」
  • 「Shark」(シャーク)はサメ、「Hash」(ハッシュ)は細切り、みじん切り、そぼろなどの意味である。よって「Shark hash」(シャークハッシュ)は「サメのそぼろ」のような意味になる。


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