カリー

  • バヌアツ料理

  • 現地表記

    :Curry(英語)

  • 概要

    :やや中華味のビーフカレー

カリー

これは南太平洋の小さな島国「バヌアツ」の味。そして私はバヌアツが大好き(2度も行きました!)。このカレーを作って食べたとき、大好きな南の島の途上国の舌の記憶がよみがえりました。バヌアツのみならず、「太平洋の小国にはこういうカレーが多いよなぁ」と実感する、これはまさに真の「南の島のカレーライス」の味です。バヌアツの物資はオーストラリアからの輸入品が多く、コージーが好む手軽な中華味がバヌアツ人にも好まれました。「バヌアツ人」のことは現地で「Ni-Vanuatu」、発音はニーファンとかニバンツなどと呼ばれます。だから私はこのカレーを、ニーファンカリーと心の中で呼んでいます。南の島国は豚肉を使うことが多い中、バヌアツでは牛肉がメインなので、このカレーも是非牛肉で作ってみてください。物資の少ない途上国と、それでも皆が明るく生きる南の島の土着の暮らしを思い描きながら作るのがコツ。

材料

2人分):

牛肉
200 g
玉ねぎ
1/2個
サラダ油
大1
1.5 C(※1)
小1/3
チューブのにんにく
小1
カレー粉
大1
顆粒中華だしの素
小1/2
小麦粉(※2)
大1
醤油
大1/2
  • ※1:水の量は煮るときに材料が浸る量です。鍋の大きさにより使用量が変わります。
  • ※2:小麦粉はとろみをつける目的で使います。コーンスターチなどでもよいです。

調理時間

作り方

  1. 牛肉を食べやすい細さに切り、玉ねぎを薄切りにし、じゃがいもの皮をむいて8つ割りなどの大きさに切っておく。
  2. フタのできる鍋にサラダ油を入れて中火で熱し、牛肉と玉ねぎを炒める。
  3. 水をひたひたに入れ、塩とチューブのにんにくとカレー粉を入れ、フタをして5分ほど煮る。
  4. 中華だしの素を加えて味見をし、塩加減やカレー風味を調える。
  5. じゃがいもを入れてフタをして、あれば鍋帽子やタオルケットなどでくるんで、1時間くらい放置し(保温調理)、肉を柔らかくする。
  6. 小麦粉を大さじ1杯の水(分量外)で溶いておく。
  7. 再び中火で加熱し、中が熱くなってきたら水溶き小麦粉と醤油を入れ、混ぜながらとろみをつける。味見をし、塩加減、カレー粉加減、旨味加減を調える。
  8. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • バヌアツは牛肉の生産国で柔らかくて美味しい牛肉が手に入りやすいのですが、日本で買う牛肉は手短に煮ると固いことがあるので、このレシピでは柔らかくする目的で1時間の保温調理を取り入れました。
  • 色を黄色く作るのがバヌアツっぽいコツなので、カレー粉だけでは黄色があまり出ない場合はターメリックパウダーを補助的に使うとよいです。
  • カレー粉は薄く、中華っぽいダシや醤油が入っているようなカレースープ風に作るのとバヌアツの現地のローカル味に近くなります。
  • 型出ししたごはんと共に平皿で食べるのも、よくあるバヌアツスタイルです。

Tips about cuisine

  • 「カリー」の英語(バヌアツの公用語)の綴りは「Curry」。
  • 「Curry」(カリー)はいわゆるカレーのことである。


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