ムツバディ
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国
:ジョージア料理
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現地表記
:მწვადი(グルジア語)
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概要
:肉の串焼き
ジョージア(グルジア)の名物料理の1つは、肉の串焼きです。ジョージアは、近隣のトルコやアゼルバイジャンやロシア(北コーカサス)がイスラム教徒主体の地域で、そういうムスリム国家の旅が続いたあとに食べる豚肉の美味しさに我を忘れそうになりました。下味には様々な調味料類が使われますが、決まりはなく、ここではよくある一例を研究して、そのレシピを掲載しました。ジョージアは日本の市販ヨーグルトの1つである「カスピ海ヨーグルト」の発祥の地で、現地ではマツォーニと呼ばれているヨーグルトがあり、こういう料理の下味にも繁用されています。ヨーグルト&酢の下ごしらえなので、お肉が美味しい! スライス玉ねぎを乗せ、あれば下に薄パンを敷くのが定番です。これらと一緒に食べると美味しいのです。
材料
(3~4人分):
- 塊肉(※1)
- 500 g
- 酢
- 大2
- ヨーグルト
- 大3
- ベイリーフ
- 2枚
- コリアンダーパウダー
- 大1
- パプリカパウダー
- 大1/2
- 塩
- 小1
- ※1:豚の塊肉が最適です。脂身が少ないものを選びます。塊でない場合はトンカツ用肉など厚みがある肉で代用します。
調理時間
:(漬け込む時間を除く)
作り方
:
- お肉を大きめの一口サイズ(1つ50~60 g)に切ってボウルに入れる。
- 残りの材料をボウルに入れ、全体を均一に混ぜながら手でもみこみ、最低30分以上、できれば1晩冷蔵庫に置いておく。
- 以下のように火を準備し、予熱や熾火の待ち時間に、肉を串に刺す。
- <薪を使うバーベキューの場合>火を起こす場所に、紙、小枝、薪と重ね、紙に火をつける。小枝が燃え、次に薪が燃えるので、薪が大方燃えて下火(熾火)になったら網を乗せて肉を乗せ、途中上下を返し、15分ほど焼く。
- <炭火を使うバーベキューや七輪の場合>着火剤(あるいは紙や小枝)を使って炭の一部に火をつけ、火がついた部位の周囲に他の炭を寄せ、うちわであおいで着火部位を広げる。いったん火が出たのち炎が出なくなったら(熾火)、上に網を乗せて肉を乗せ、途中上下を返し、15分ほど焼く。
- <オーブンの場合>オーブンを高温(例えば220℃や250℃)で予熱する。オーブン天板に肉類を並べて置き、途中上下を返し、15分ほど焼く。
- <魚焼きグリルの場合>魚焼きグリルに肉類を並べて置き、途中上下を返し、10分ほど焼く。オーブンよりも火の通りが早いので注意して観察する。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- ヨーグルトと酢の効果でお肉が柔らかく、香りがよくなります。是非12時間以上浸けてみてください。
- お肉の付け合わせの定番はスライス玉ねぎです。
- お肉はそのままで美味しくいただけますが、酸っぱいタレが合うので、現地ではトケマリという梅系の酸っぱいソースを用意します。写真左奥は、そのような酸っぱさを添えたくて作った簡易ソースで、リンゴ酢+梅シロップ+玉ねぎすりおろしを混ぜて軽く煮詰めて作りました。お肉によく合いました。
- あればチャパティのような薄パンを用意し、そこに焼けた肉を串ごと乗せ、パンで掴んで串を引き抜きます。
Tips about cuisine
- 「ムツバディ」のグルジア語(ジョージアの公用語)の綴りは「მწვადი」。
- 「მწვადი」(ムツバディ)の音価は「m ts’ v a d i」でこれを左から読む。
- 日本語カタカナ読みのムツバディと同じ音ではなく、現地では(特に速く読むときほど)ムスバリのように聞こえることも多かった。
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