ホゲ

  • ブータン料理

  • 現地表記

    :ཧོ་སྒྱེས།(ゾンカ語)

  • 概要

    :フレッシュ野菜の辛い薬味和え

ホゲ

加熱する料理が多い印象のブータンにも、生で食べる料理もあります。ホゲは「Salad」(サラダ)の意味。薄切りにした歯ごたえの良い野菜をエゼ(唐辛子を使った薬味)と塩とで混ぜ合わせ、さっぱりとした辛さのサラダにしたものです。ブータン人にホゲについて尋ねたところ、「not so spicy, not so hot」、つまり「そんなに辛くはないもの」との回答でした。大根やきゅうりやカブを使ったホゲが人気です。このレシピではきゅうりのホゲの作り方を掲載します。5分で作れる浅漬けポジションの料理です♪ 辛い薬味のエゼを野菜と和えるだけなんだけど、野菜の水分でエゼが美味しく緩んで、挽きたての花椒(花山椒)の香りが広がり、ここがチベット文化圏であることをこの料理からも実感できるのでした。

材料

4人分):

きゅうり
3本
小1/4
花椒(※1)
小1(※1)
エゼ(※2)
大3
  • ※1:花椒(花山椒)はホールタイプを使います。ない場合は香りは劣りますが花椒パウダー(小1/2くらい)、それもない場合は省きます。
  • ※2:エゼは現地の唐辛子の薬味です。手作りできます(レシピは≫こちら

調理時間

作り方

  1. エゼがない場合は最初に別途エゼを作っておく。レシピは≫こちら
  2. きゅうりの皮をピーラーで薄くむき、(太いものなら縦2つに切ってから)まな板の上に横向きに置いて、5 mm幅に切る。
  3. きゅうりをボウルに入れ、塩を加えて混ぜる。
  4. その間に花椒ホールをミルサーかすり鉢で粉砕する。
  5. きゅうりから出た水を捨て、エゼと花椒を加えて和える。
  6. 味見をして、塩加減や辛さ加減などを好みに調える。
  7. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • きゅうりの皮を包丁でむくと、皮が厚くなってきゅうりが減ってしまうので、ピーラーでむくのがよいです。
  • きゅうりのほか、大根やカブなど、薄切りにしたときに歯ごたえが良い野菜類が合います。夏はきゅうりで冬は大根・かぶ類ですかね。
  • 市販の花椒塩(ホワジャンエン)を使う場合は、塩を省きます。手軽で良いと思います。ただし花椒(花山椒)のホールをその場で挽かないと香りが得られないので、花椒ホールの使用を強く推奨します。

Tips about cuisine

  • 「ホゲ」のゾンカ語(ブータンの公用語)の綴りは「ཧོ་སྒྱེས།」。
本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
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