ポワソンクリュ

  • 仏領ポリネシア料理

  • 現地表記

    :Poisson cru(フランス語)

  • 概要

    :鮮魚のレモン&ココナッツミルク和え

ポワソンクリュ

仏領ポリネシアのその土地の食の筆頭! 滞在中には何度も食べる機会に恵まれる、現地定番の人気料理であると確信しました。魚をレモンとココナッツミルクで和えて生食する料理は太平洋各国に広まっており、この料理は太平洋の伝統文化の象徴のようです。お刺身好きの日本人には現地でとても評判の良い料理とはいえ、普段日本にいるとまぐろにココナッツミルクをかけたりしませんよね。だから是非これも地球のひとつの体験と思い、いつものお刺身を形を変えて、太平洋の海の料理を作って味わってみてください。

材料

4~6人分):

まぐろ塊肉(※1)
300 g
玉ねぎ
中1/2個
きゅうり
大1本
トマト
中1個
レモン果汁
100 mL
小1/2
こしょう
少々
ココナッツミルク缶
200 g
  • ※1:まぐろ肉は塊ブロックを使います。なければ山かけ用のブツ切りを使います。

調理時間

(冷蔵庫で冷やす時間を除く)

作り方

  1. <前日>塩とこしょうを除くすべての材料を冷蔵庫で冷やしておく。
  2. <当日>まぐろ肉を1.5 cm角切りにし、ボウルに入れる。
  3. 玉ねぎは5 mm幅に千切りにしてから1.5 cm長さに切り、きゅうりは好みで皮をピーラーでむいて縦半分に切ってから4 mm幅に斜め切りにし、トマトは1~1.5 cm角切りにし、それぞれ別の容器に入れて置いておく。
  4. まぐろ肉のボウルにレモン果汁を入れ、表面が白っぽくなるように、形を崩さないように優しく和える。
  5. 塩とこしょうと玉ねぎを入れて優しく和え、きゅうりとトマトとココナッツミルクを入れて優しく和える。
  6. 味見をして、塩加減や酸味加減を好みに調えて、すぐに皿に乗せてサーヴします。
  7. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 分量は4~6人分としました。魚をメインディッシュとして食べるなら4人分、サラダとして食べるなら6人分くらいを想定しています。
  • きゅうりの皮をむかないレシピもあります。皮をむかなければ綺麗な緑色が出ますし、皮をむけば口当たりがよく美味しく食べられます。このレシピではきゅうりの1/3量の皮を残し、2/3量は皮をピーラーで薄くむいています。
  • 冷たいうちに食べないと美味しさが減るので、暑い季節に作る場合は、その都度材料を冷蔵庫に入れ、和えるボウルも冷蔵庫で冷やしておくとよいです。
  • 和える順番は、まず魚に直接レモンをかけることで、表面を非加熱凝固します。次に玉ねぎとレモンを交ぜることで玉ねぎの辛味が旨味になります。そしてトマトを最後に入れることで、仕上がりが赤っぽくなりません。
  • この料理は作り置きや保存ができません。冷蔵せずにすぐにお召し上がりいただくために、材料を事前にしっかりと冷やしておきます。
  • 現地ではにんじんのシュレッドや小ねぎの小口切りが入るレシピも多いのですが、入れないレシピも多いので、初めて作るときは、この料理をシンプルに体験するためにも、入れないほうがよいと思います。

Tips about cuisine

  • 「ポワソンクリュ」のフランス語(仏領ポリネシアの公用語)の綴りは「Poisson cru」。
  • 「Poisson」(ポワソン)は魚、「Cru」(クリュ)は生の意味である。よって「Poisson cru」(ポワソンクリュ)は「生の魚」という意味である。
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