ナーゲシ

  • イラン料理

  • 現地表記

    :نرگسی(ペルシャ語)

  • 概要

    :ほうれん草炒めに卵ぽっとん

ナーゲシ

中東のイランの家庭料理はいかがですか。美味しそうなほうれん草がたっぷり手に入ったときなど、イラン風にターメリックを利かせて炒めて、くぼみをつけて卵を落として数分間蒸し焼きにするだけの簡単&美味しい料理です。シンプルな料理なので現地でも作り方にはバリエーションがありますが、この、生のにんにくと乾燥にんにくを両方使うという、2つのにんにくフレーバーをあわせたレシピが気に入りました。栄養価が高いほうれん草がたくさん摂れて、これはいいおかずになります。

材料

2人分):

ほうれん草
150~200 g(※1)
玉ねぎ
1/4個
にんにく
2かけ
オリーブオイル
大1
バター
大1
ターメリック
小1/2
ガーリックパウダー
小1/3
こしょう
小1/3
2個
小1/4
  • ※1:ほうれん草は1束と言っても規格がまちまちなので、重量で規定しています。大きなパック1つ分くらいでしょうか。

調理時間

作り方

  1. ほうれん草を洗ってザルにあげ、根本と太い茎を取り除き(他の料理に使えるので捨てない)、葉と食べやすい茎の部分を残す。
  2. ほうれん草の葉と食べやすい茎の部分を、2 cm幅に刻む。
  3. 玉ねぎをみじん切りにする。
  4. にんにくをみじん切りにするかクラッシャーでクラッシュする。
  5. フライパンにバターとオリーブオイルを入れて中火で熱し、バターが融けたら玉ねぎ、にんにく、ターメリックパウダーを入れて、玉ねぎが透き通るまで炒める。
  6. ガーリックパウダーとこしょうを加え、全体が均一になるように混ぜながら炒める。
  7. ほうれん草を加え、全体がしんなりするように炒める。
  8. 弱火にし、卵を落とす場所にくぼみを作り、卵を落とし、塩を全体にぱらぱらとふり、フタをして5分間、あるいは卵が好みの硬さになるまで蒸し焼きにする。
  9. 白くなった黄身の表面を割って、黄身がきれいに見えるようにして出来上がり。
  10. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • このレシピでは、炒める油分大さじ2のところ、風味を増すためのバターと、バターが焦げないようにするためのオリーブオイルを同量ずつ使いました。好きな油を使ってよいです。
  • ガーリックパウダーがない場合は省いてよいです。
  • 卵の殻が入ると台無しになるので、心配なら、小皿に予め卵を割り入れておき、それをほうれん草に乗せます。
  • ほうれん草を炒めるときに塩を入れると卵に塩味をつけられなくなるので、卵を割り入れてからほうれん草と卵の両方に塩をふります。
  • 卵の硬さは好みで調整できます。しかし白身が流れるほど生のままよりは、白身が流れ出ない程度に硬くするほうが美味しくいただけます。この写真の卵は5分間弱火で蒸し焼きにしました。
  • そのまま食べるときは塩分少な目でも美味しいのですが、パンに乗せてパンごと食べるときはもう少し塩を多くするほうが美味しくいただけると思います。

Tips about cuisine

  • 「ナーゲシ」のペルシャ語(イランの公用語)の綴りは「نرگسی」。
  • 「نرگسی」(ナーゲシ)は「ن ر گ س ی」が「i s g r n」でこれを右から読む。


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