青椒肉丝(チンジャオロースー)

  • 中国料理

  • 現地表記

    :青椒肉丝(中国簡体字)

  • 概要

    :ピーマンと豚肉の細切りの炒め物

青椒肉丝(チンジャオロースー)

中国料理として日本であまりに有名になった「チンジャオロースー」を、現地の厨房のレシピと手際で作りました。この料理の素晴らしい点は、辛味がほとんどなく、幅広い層の人に好まれること。この写真ではもも(大腿)の塊肉を使って、自分で細切りにしています。なお中国現地で「青椒肉丝」というのは「青椒」(ししとうのようなピーマンのような青み野菜)と「肉」の「丝」(スー、細切り)なので青みとお肉だけの炒め物を指します。ところが日本語でチンジャオロースと言うとみなさんタケノコを連想しますよね。この日中の差異がどこで生じたのか、興味深いですね。

材料

2~3人分):

豚塊肉(※1)
200 g
塩A
小1/5
老抽(※2)
小1/5
サラダ油A
小1/2
ピーマン
4個
にんにく
2かけ
生姜
にんにくと同体積
サラダ油B
大3
鷹の爪
1本
塩B
小1/2
味の素
少々
小1/5
醤油
小1/3
  • ※1:豚塊肉は脂身の少ない部位を使うとよいです。ない場合はトンカツ用などから薄切りにします。
  • ※2:老抽は塩分の割に黒色が強い中国の醤油です。ない場合は省くか、半量の醤油で代用します。

調理時間

:15 分

作り方

  1. 塊肉を水平に薄く切り(厚さ数mm)、次に5 mm幅の細切りにし、ボウルに入れる。
  2. 肉のボウルに塩A、老抽、サラダ油Aを入れて全体を和える。
  3. ピーマンのヘタと種を取り、縦方向に3~4 mm幅の千切りにする。
  4. にんにくを薄切りにし、生姜を細い千切りにする。
  5. フライパンにサラダ油Bと鷹の爪を入れて強火で熱し、油が十分に熱くなったら、にんにく、生姜、肉を入れ、激しくゆすりながら肉の全面がプリンプリンとした弾力を示すように素早く炒める。
  6. ピーマンを加え、同じ要領で素早く炒める。
  7. 塩、味の素、酢、醤油を加えて全体を炒め、味見をして塩加減などを好みに調えて出来上がり。
  8. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 辛いのが苦手な場合は鷹の爪を早めに取り出すか、鷹の爪を省きます。しかしこの調理の場合、鷹の爪は辛味をつけるというよりも、旨味と風味をつけるために加えているので、嫌いでなければ入れると良いです。
  • 辛いのが好きな場合は鷹の爪を刻んで加えるとよいです。
  • 鷹の爪ではなく豆板醤を使うレシピもあります。その場合は小さじ1/2程度を使うとよいです。
  • ごはんと一緒に食べることを想定し、塩味はボケないようにつけます。
  • 酢を少々加えることでピーマンの色がくすみにくくツヤツヤを保てるそうです。
  • 味の素の使用は任意ですが、使うと現地の味に近くなります。

Tips about cuisine

  • 「青椒肉丝」(チンジャオロースー)のピンインは「qīng jiāo ròu sī 」。
  • 「青椒」(チンジャオ)はピーマンやししとうのような青み野菜を、「肉」(ローまたはルー)はお肉を、「丝」(スー)は細切りを意味する。よって「青椒肉丝」(チンジャオロースー)は「ピーマンとお肉の細切り」の意味になり、通常は炒め物料理を意味する。


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