ラブラビ
-
国
:チュニジア料理
-
現地表記
:لبلابي(アラビア語)、Lablabi(英語アルファベット表記)
-
概要
:パンにヒヨコマメと煮汁をかけたもの
オリエントアラブ地域ではヒヨコマメを煮た料理をしばしばラブラビと呼ぶようで、チュニジア料理のラブラビやイラク料理のラブラビが現代でも知られています。地中海の国チュニジア版のラブラビは、パンを器に敷き、ヒヨコマメ煮をかけ、ツナをドンと乗せた具沢山の美味しいスープ兼おかずです。ハリッサというにんにくやスパイス風味に優れた唐辛子調味料が美味しさの仕上げ。スプーンを2本立てて、まぜてすくって召し上がってくださいね。
材料
(2人分):
- 乾燥ヒヨコマメ
- 150 mL
- 水
- 1 L
- レモン
- 1個
- 卵
- 2個
- ハリッサ(※1)
- 大1
- イタリアンパセリ
- 刻んで大2
- 塩
- 小2/3
- クミンパウダー
- 小1/2
- こしょう
- 小1/5
- バゲット(※2)
- 15~20 cm(※2)
- ツナ水煮缶(※3)
- 1缶(70 g)
- 黒オリーブ
- 6個
- ケイパー
- 10粒
- ※1:ハリッサは現地の唐辛子調味料です。日本でも市販されていますしなければ手作りできます(≫こちら)。
- ※2:バゲットはフランスパンのことです。買って日が経った古いパンを美味しく食べる料理なので1日以上経ったものを使います。
- ※3:ツナ水煮缶がなければ、オイル漬けのツナ缶を使ってよいです。
調理時間
:(ヒヨコマメを水に浸ける時間を除く)
作り方
:
- <前日に準備>ヒヨコマメをさっと洗い、ゆでる鍋に入れて1 Lの水に浸け、1晩置いておく。
- <当日の調理>ヒヨコマメを漬け汁ごと強火にかけ、沸騰したら弱火にして1時間(あるいは完全に火が通って芯がなくなるまで)煮る。
- その間に、レモンをくし形に6等分にカットし、盛り付け用に2つを取り分け、残り4つは果汁を絞っておく。
- 別の小鍋に水と卵を入れ、6分間ほど火にかけて、白身や黄身が半熟のゆで卵を作っておく。
- ハリッサを小さな容器に入れ、お湯少々(分量外)でゆるめてソースのようにしておく。
- イタリアンパセリは粗みじん切りにする。
- <仕上げ>ヒヨコマメが煮えたら豆だけを取り出しておく。
- 残った煮汁に塩、クミンパウダー、こしょうを入れて味見をし、豆の味がより薄いほうが好みなら湯で割るなどし、塩加減が薄めなスープになるように調える。
- レモン果汁をスープに少しずつ加え、好みの酸味加減にし、スープを再度火にかけて熱くする。
- 器にバゲットをちぎって入れ、ヒヨコマメを乗せ、半熟卵を落とし、スープを入れ、ハリッサをかけ、ツナを乗せ、黒オリーブとケイパーとイタリアンパセリを乗せる。
- くし切りのレモンを添えて卓上に出す。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- ヒヨコマメは大きな鍋でゆでるとふきこぼれないので手間がかからず、ゆでている間は手が離せます。
- ツナ缶はオイル漬けよりも水煮を使うほうが現地の味に合います。そのほうがカロリーも低くて済みます。
- 半熟卵はポーチドエッグのように作ってもよいです。
- バゲット以外のパンで作ってもよいです。
- 黒オリーブが種つきの場合、食べる人に種があることを伝えましょう。
Tips about cuisine
- 「ラブラビ」のアラビア語(チュニジアの公用語)の綴りは「لبلابي」。英語アルファベット表記に置き換えると「ibalbl」でありこれを右から読んでいる。
- 「ラブラビ」の英語アルファベットでの綴りは「Lablabi」。
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