ヒューナーザウテミットアプフェル

  • オーストリア料理

  • 現地表記

    :Hühnersauté mit Apfel(オーストリア語)

  • 概要

    :鶏肉とリンゴのソテー

ヒューナーザウテミットアプフェル

これを一口食べたとき、「今日は素敵な料理が作れた」と嬉しく思いました。これはヨーロッパの田舎料理です。名前はチキンソテーwithリンゴ。鶏肉とリンゴの薄切りを優しく炒め、オレンジジュースに浸したドライフルーツを最後に混ぜ、トマトソースを添えていただきます。以前同じ家にホームステイしていたオーストリア人旅人が作ってくれた料理で、彼はこれを食べて「母を思い出す」とぼそっと言ったのですね。・・・私はそれを聞いて、「こういう料理こそ大事にしたい」と当時思ったものです。そしてやっと、日本で同じ料理を作ることができました。鶏肉の美味しさ、リンゴの甘さ、オレンジ果汁の酸味にドライフルーツのアクセント。素晴らしく美味しいと思いました。

材料

2人分):

プルーン(※1)
20g
オレンジジュース
大2
玉ねぎ
1個
サラダ油A
大2
トマト缶(※2)
1缶
小1/2
こしょう
少々
乾燥マジョラム
小1
サラダ油B
大1
りんご
1個
鶏肉(※3)
400g
  • ※1:プルーンのほか、レーズンを使ってもよいです。20gは約2個です。
  • ※2:トマト缶は400g、ホールタイプを使用しています。
  • ※3:写真は鶏もも肉使用。好みで胸肉を使ってもよいです。

調理時間

:30 分

作り方

  1. 【プルーンの下準備開始】プルーンを使う場合は種を取ってレーズンのサイズに刻む。レーズンの場合はそのままでよい。
  2. プルーン(またはレーズン)を小さな容器に入れてオレンジジュースを注いで浸しておく。
  3. 【トマトソース作り開始】玉ねぎをみじん切りにして鍋に入れ、サラダ油Aを加えて中火で炒め、ところどころ色づくまで火が通ったらトマト缶の中身、塩、こしょう、マジョラムを加えて混ぜる。
  4. トマトにしっかり火が通ったら、ハンドブレンダーまたはミキサーで均一なトマトソースにする。
  5. 味見をして塩加減を好みに調える。酸味がきつい場合は砂糖(分量外)を加えて調整する。
  6. 【鶏肉のソテー作り開始】フライパンにサラダ油を入れ、中火で熱する。
  7. りんごの皮をむき、縦4つ割りにし、ヘタと芯を取り、4つ割りの断面に対して直角の向きに包丁を入れ、7mm幅に切り、フライパンに入れる。
  8. 鶏肉は3~4cmの幅に切って1.5cm幅にスライスする。あるいは食べやすい大きさに切り、フライパンに入れる。
  9. フライパンの中身を優しく混ぜ、全体に火を通す。
  10. プルーンをオレンジジュースごと加え、全体を優しく混ぜ、しばらく火を通す。
  11. 器にチキンとリンゴを乗せ、トマトソースを大さじ3杯くらい添えて、出来上がり。
  12. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • この料理は、鶏肉はリンゴやプルーンで天然の甘さで仕立て、トマトソースに塩気があります。よって、トマトソースは味がぼけないように注意して味見をします。
  • このレシピでは、トマトソースは1缶まるごと使うことで、余りや無駄の出ないバッチで作っています。余った分はストックとしておき、パスタなど他の料理に後日使えます。

Tips about cuisine

  • 「ヒューナーザウテミットアプフェル」のオーストリア語(オーストリアの公用語)の綴りは「Hühnersauté mit Apfel」。
  • 「Hühnersauté」(ヒューナーザウテ)はチキンソテー(鶏肉の炒め物)の意味、「mit」(ミット)は英語のwithで「~と共に」の意味、「Apfel」(アプフェル)はリンゴの意味。よって「Hühnersauté mit Apfel」(ヒューナーザウテミットアプフェル)は「リンゴとチキンのソテー」といった意味になる。


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