蓑衣黄瓜(スオイーホングワ)

  • 中国料理

  • 現地表記

    :蓑衣黄瓜(中国語)

  • 概要

    :ぐるぐる1本きゅうりの中華甘酢味

蓑衣黄瓜(スオイーホングワ)

蓑衣黄瓜(スオイーホングワ)

中華の包丁使いは、素晴らしいきゅうり料理を作りだします。きゅうりの包丁の入れ方に光る技あり。これは、輪切りに見えて、全部つながっています。ただ見た目が面白いだけでなく、きゅうりになじむ調味料の美味しさも天下一品です。

材料

1人分):

きゅうり
1本
小1/2
砂糖
小1
醤油
小1
小1
鷹の爪
1本
花山椒粒
5粒
ごま油
大1/2

調理時間

:20 分(漬ける時間を除く)

作り方

  1. きゅうりをまな板に乗せ、手を離し、静止させる。
  2. きゅうりに対し45°の角度で、1mm以下の間隔で、まな板の面から5mmは切らないように、丁寧に包丁を入れていく。
  3. きゅうりを裏返し、手を離し、静止させる。
  4. きゅうりに対し、先ほどと同様の方向の45°の角度で(即ち最初の切りこみとは90°角度が交差する)、同様に包丁を入れる。
  5. 両端を切り落とし、塩を両面にふって、しばらく置いておく。
  6. その間に、小さなボウルか直径10~15cm程度のサイズの容器に砂糖、醤油、酢を混ぜておく。
  7. 軽く塩を洗い流し、水分をタオルなどで拭き取り、きゅうりをうずまきにまるめ、その形を維持してボウルまたは容器に入れ、冷蔵庫に入れる。
  8. 途中で上下を返しながら、1日以上経ったら、取り出し、漬け汁ごと器に盛る。
  9. 花山椒をすり鉢などで軽く砕いて、鷹の爪はちぎるかキッチンバサミで粗く切る。
  10. ごま油を熱した小鍋に、最初に鷹の爪を入れて香りを出し、火を止めてから花山椒を入れ、油が熱いうちにジュッときゅうりにかけて出来上がり。
  11. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 蛇腹切りは、1mm以下、できれば0.5mm厚さでスライスすると、まるめたときにも折れず、美しく仕上がります。
  • きゅうりを、まな板から5mmを切らないようにするために、きゅうりの両側に割り箸をおくと確実です。
  • 最初をきゅうりに対し90°、裏返して45°というやり方もあります。
  • 作って1日以上置くと味がなじんで美味しいです。
  • 鷹の爪のほうが高温で、花山椒のほうがやや低温で香りが抽出されるので、先に鷹の爪、温度が低くなってから花山椒と、入れるタイミングを変えています。

Tips about cuisine

  • 「蓑衣黄瓜」(スオイーホングワ)のピンインは「suō yī huáng guā」。
  • 「蓑衣」(スオイー)は、ワラなどの草を編んで作る昔の衣類(蓑)の意味、「黄瓜」(ホングワ)はきゅうりの意味。よって「蓑衣黄瓜」(スオイーホングワ)は「蓑のように調理したきゅうり」の意味になる。
  • 中国の山東省、四川省、や北京地方などで人気がある。
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