ミルザガセミ

  • イラン料理

  • 現地表記

    :میرزاقاسمی(ペルシャ語)

  • 概要

    :ナスとトマトと卵のディップ

ミルザガセミ

広大なイランは、栄光のペルシャの中心地。農耕に秀でた歴史も長く、また砂漠には遊牧の民もいて、食文化も多様です。食文化の多様さに貢献する一因には、ペルシャ系民族のほか、特に北部地域に居住するテュルク系民族が国内に混交していることも挙げられます。この料理はカスピ海に面するイランのギーラン(Gilan)地方という、アゼルバイジャンに接し、テュルク(広義のトルコ)系民族であるアゼリー人の居住地域の郷土料理ですが、家庭料理としても人気で、イランのあちこちで食べられている印象があります(私が食べたのはテヘランのホームステイでした)。なすとトマトとにんにくのオムレツを兼ね備えたようなディップ料理は、イランとトルコをつなぐ料理の1つです。作りやすくて、夏野菜の味わいが濃くて、作り置きにも適していて、是非パンに乗せて食べてみてください。

材料

2人分):

なす
中4本
にんにく
4かけ
オリーブオイル
大1
ターメリックパウダー
小1/2
トマト
中2個
1個
少々(※1)
こしょう
少々
  • ※1:塩加減には分量幅があります。あっさり食べるときには少量を、作り置きにする場合は多めにします。よって塩加減は味見によって決めることになります。

調理時間

:30 分

作り方

  1. なすを直火に乗せ、皮を焦がし、焼きナスを作る。
  2. 流水で指先をこまめに洗いながら、なすの焦げを落とし、なすの皮をはぐ。
  3. なすとにんにくをみじん切りにし、トマトをざく切りにし、卵を小さなボウルに割り入れて溶き卵を作っておく。
  4. フライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくとなすとターメリックパウダーを入れて炒める。
  5. トマトをフライパンに入れ、ヘラでトマトをつぶしながら炒める。
  6. 味見をして塩とこしょう加減を好みに調える。トマトの皮が気になるならここで取り出す。
  7. フライパンを火にかけたまま溶き卵をまわしかけ、10秒待ってから全体を撹拌する。
  8. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 七輪や炭火焼きBBQを楽しんだあと、残った炭火の火力を利用して、ナスを放置しておくと、エネルギーの無駄なく焼きナスを作ることができます。
  • 直火がない場合、オーブンで皮を焼き、2つ割りにし、スプーンで中身を掻き出すようにしてナスの果肉を得ることもできます。
  • ナスがそれほどみずみずしくなかったなどの場合、炒めているときにしっとりしないなら、水を少々追加してもよいです。
  • すべての材料は、好きな量で作ってよいです。
  • 冷製にして食べるのも美味しいです。
  • トマトやミントの葉をトッピングにするときれいです。

Tips about cuisine

  • ミルザガセミのペルシア語(イランの公用語)の綴りは「میرزاقاسمی」。
  • ミルザガセミを英語表記すると、「Mirza Qasemi」、「Mirza Ghasemi」、「Mirza Ghassemi」などになる。
  • 「カ」の音はGでもKでもなく「Gh」や「Q」の音であるため、日本語カタカナ表記ではミルザガセミやミルザカセミが適切と思われるが、イラン人の発音は「ミルザコスミ」に近いものであった。
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