クランペット

クランペット

小さくて穴がぷつぷつあいて、なんともかわいいクランペット。「朝のパン生地出来てない~」というときに、割と短時間で出来るので、よく作っています。

材料

7~8枚分):

中力粉(※1)
280g
ドライイースト
小1
牛乳
220mL(※2)
砂糖
大1~1.5
100mL
小1/2
ベーキングパウダー
小1/2
バター
適量(※3)
  • ※1:強力粉だけだと強すぎるので、お好み焼きのイメージで中力粉を使用します。強力粉と薄力粉を等量混合してもよいです。
  • ※2:生地のゆるさを見て加減するとよい。
  • ※3:フライパンに入れてパンケーキを焼く量。

調理時間

:1 時間 30 分

作り方

  1. ボウルに中力粉をふるい入れ、ドライイーストを入れ、ヘラなどでさっくりと混ぜる。
  2. 小鍋で牛乳を加熱してぬるくし(耐熱性のボウルに入れて電子レンジでもよい)、砂糖を混ぜて溶かし、中力粉の入ったボウルに入れて木べらで5分間よく混ぜる。
  3. フタをして(あるいはぬれぶきんをかぶせて)1時間置いておく。
  4. 小鍋で水を加熱してぬるくし(耐熱性のボウルに入れて電子レンジでもよい)、塩とベーキングパウダーを溶かし、中力粉の入ったボウルに入れて全体を泡だて器でよく混ぜる。
  5. フライパンを中火で熱し、バターを薄く敷き、生地をボテッと落とすように入れる。
  6. フタをして3分くらい蒸し焼きにして、穴がプツプツあいて表面が乾いてきたらひっくり返し、フタをせずに2分ほど焼く。
  7. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 粉と牛乳を木べらで混ぜるときに、よく混ぜることが、上手に作るこつです。
  • イングリッシュタイプ(イングランド風)のクランペットを焼く場合は、水とベーキングパウダーと塩を入れて混ぜたとき、フライパンに入れて高さのあるパンケーキが焼けるくらいの、ボテっとした固さがあるとよいです。
  • スコティッシュタイプ(スコットランド風)あるいはサウスアフリカン(南アフリカ共和国風)のクランペットを焼く場合は、ボテッとするよりもややなめらかな生地で良いです。いずれにしても、初めて作るときは牛乳を部分的に減らして、様子を見て最後に牛乳を増やすとよいです。
  • 焼き時間は火力によるので、様子を見ながら焼き時間を加減します。要は、穴がぷつぷつあいていて、生焼けにならず、焼き色がきれいにつけばよいです。
  • きれいに円盤状にするためにセルクル(リング型)を使うレシピもある。

Tips about cuisine

  • 「クランペット」の英語(英国、マン、ガンジー、ジャージー、アイルランド、ニュージーランド、南アフリカ共和国の公用語。オーストラリアの主要言語)での綴りは「Crumpet」。複数形綴りで「Crumpets」にもなるが日本語カタカナ表記では「クランペット」でよいと思う(リンゴApplesを敢えてアップルズと書くことはしない)。
  • 古くからある料理であり、14世紀の記録が残っている。
  • イングランドやスコットランド(United kingdom(本サイトではUKを英国と表記しています)の構成国)でクランペットの特徴には違いがあり、イングランドでは直径8cm程度、高さ2cm程度の立体型だが、スコットランドでは高さが1cmに満たない。南アフリカ共和国のクランペットはスコットランドタイプの薄型である。
  • イングリッシュマフィンと混同されることがあるが、現地では完全に別の料理という位置づけである。


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