ミティ

  • フィジー料理

  • 現地表記

    :Miti(フィジー語)

  • 概要

    :ココナッツミルクとレモン果汁のピリ辛ソース

ミティ

フィジーのビセイセイ村というローカルな村では、村人の家庭に泊めていただき、凝らない普段のフィジー料理をいろいろと教えていただきました。南の島のイメージの通り、魚とココナッツミルクに恵まれ、各家庭にはレモンの木が植えてあるところでした。魚料理には、この白くて美味しいソースが添えられており、フィジー人おばさんの、「フィジー人は何にでもミティをかけるのよ」という言葉がとても印象的でした。ミティは、油分の多いココナッツミルクをレモン果汁でさっぱりさせ、玉ねぎでおかずとの相性を増し、唐辛子でやみつきのピリ辛さを出した、万能ソースです。

材料

作りやすい量):

ココナッツミルク(※1)
100mL
玉ねぎ
みじん切りで大1
唐辛子(※2)
みじん切りで小1/3(※3)
レモン果汁
大1~2
  • ※1:ココナッツミルクは、日本では缶詰めやパック詰めを使用すると手に入りやすいです。なければココナッツミルクパウダーを濃いめに湯で溶いてから冷ます方法もあります。
  • ※2:生の唐辛子があればよいです。ない場合は乾燥鷹の爪を使います。
  • ※3:唐辛子の量はお好みで加減します。

調理時間

:10 分(冷蔵庫で冷やす時間を除く)

作り方

  1. ココナッツミルクを卓上にサーブする容器(または冷蔵庫で保存する容器)に入れる。
  2. 玉ねぎと唐辛子をみじん切りにして、容器に入れる。
  3. レモン果汁を容器に入れる。
  4. 小さなスプーンで静かによく混ぜる。
  5. 食べるときまで冷蔵庫に置いておく。
  6. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 南の島国では、ココナッツから「1番絞り」として水を入れずに圧搾してココナッツクリームを得て、水を足して再度圧搾する「2番絞り」をココナッツミルクとすることが多いのですが、日本ではココナッツクリームはなかなか手に入らないので、ココナッツミルク使用でよいです。
  • フィジーでこのミティを使う定番は、魚料理です。切り身でも丸のままでもよいので、塩焼きや素焼きの魚とあわせると美味しいです。その他ゆでたイモ類にかけて食べられています。
  • 生の唐辛子があれば赤でも緑でも美味しいです。乾燥鷹の爪を使う場合は、少々のぬるま湯に浸して1晩冷蔵庫で置いておくとよいです。
  • 作ってすぐだと、唐辛子から辛味が引き出せていないのと、冷えているほうが美味しいので、例えば1時間くらいでも、冷蔵庫に入れておくと美味しいです。
  • トマトの角切りを加えるレシピもあります。

Tips about cuisine

  • 「ミティ」のフィジー語(フィジーの公用語)の綴りは「Miti」。


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