チキンドピアザ
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国
:インド料理
-
現地表記
:Chicken dopiaza(英語+現地の言葉)
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概要
:玉ねぎを多く使うチキンカレー
インドで美味しさに飛びあがりたくなったカレーです。驚きました。聞けばドピアザとは「Onion twice」(玉ねぎにまた玉ねぎが入る)の意味だそうで、カレーグレービーにあめ色玉ねぎがたっぷり入り、具にも大ぶりに切った玉ねぎが入ります。甘みが素晴らしく濃厚で、確かの他のカレーよりも手間がかかる要素はあるのだけど、ごちそうカレーになること間違いなし。ちなみに私がケララ州で食べたときの思い出から、キックの強いスパイスを多く使い、スパイスはローストして色を比較的ダークに作るレシピとしました。スパイスがダークでキックがあるほうが、玉ねぎの甘さに対抗できるからです。なお、鶏肉をカットして水に浸けておくのも現地で知った方法です(ネットでも確認できました)。和食には多分ない手法ですが、鶏肉がジューシーに仕上がるので、良かったら是非お試しください。
材料
(2人分):
- 鶏肉(※1)
- 130 g
- 水
- 200 mL
- シナモンパウダー
- 小1
- カイエンペパー
- 小2/3
- クローブパウダー
- 小1
- クミンパウダー
- 小2
- こしょう
- 小1/2
- カルダモンパウダー
- 小1/3
- 玉ねぎ(※2)
- 2個
- サラダ油A
- 大1
- チューブにんにく
- 小1/2
- チューブ生姜
- 小1/2
- トマト(※3)
- 1個
- ターメリック
- 小1/5
- コリアンダーパウダー
- 小2
- 塩
- 小2/3
- ヨーグルト(※3)
- 大4
- ピーマン
- 2個
- サラダ油B
- 小1
- ガラムマサラ
- 小1
- ※1:鶏肉はもも肉でも胸肉でもよいです。この写真ではもも肉を使っています。
- ※2:玉ねぎは、少なくとも1個(具になるほう)は紫玉ねぎを使うと仕上がりの色がきれいです。
- ※3:トマトとヨーグルトは酸味のなるべくないものを使います。
調理時間
:
作り方
:
- 鶏肉を一口小サイズに切り、水に浸けておく。
- カレーを作るフライパンに、シナモンパウダー、カイエンペパーパウダー、クローブパウダー、クミンパウダー、こしょう、カルダモンパウダーを入れて中~強火で熱し、混ぜながら、薄く煙が立って色が濃くなるまでローストし、取り出しておく。
- 玉ねぎ1.5個分は薄くスライスしてからみじん切りにする。残りは幅約1 cmのくし切りにしてから2~3 cm長さに切る。
- フライパンにサラダ油A(大さじ1)とみじん切りの玉ねぎ、チューブにんにく、チューブ生姜を入れて中火で熱し、混ぜながら炒め、玉ねぎがあめ色(茶色いクレヨンの色)になりねっとりとひとまとまりになるまで炒める。
- あめ色玉ねぎに、トマト、ターメリックパウダー、コリアンダーパウダー、塩を加え、トマトを潰しながら、トマトの鮮やかな赤さがくすむようにじっくり炒める。
- ヨーグルトを加えて煮たて、ヨーグルトの酸味を飛ばすように全体を混ぜる。
- 鶏肉を浸けた水ごと加え、煮たてて水分を減らしながら混ぜ、もったりしたカレーソースになったら火を止めて置いておく。
- ピーマンを約1 cm幅×約3 cm長さに切り、サラダ油B(小さじ1)とくし切り玉ねぎと共にフライパンに入れ、強火で炒める。
- ピーマンと玉ねぎがしんなりしたらカレーソースのフライパンに入れ、中火にかけて全体がなじむように煮る。
- ガラムマサラを加えて混ぜ、味見をして、塩加減、辛さ加減、スパイス加減などを好みに調えて出来上がり。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- 具となる玉ねぎは黄色玉ねぎよりも紫玉ねぎを用意した方が、色合いが綺麗に仕上がります。
- チューブのにんにくと生姜は、現地で使うジンジャーガーリックペーストに見立てて使用しています。生のにんにくと生姜を使ってもよいです。
- トマトの酸味はなるべく少ないほうがよいので、生のトマトより、ホール缶の中のトマト1個を使うとよいです。
- あめ色玉ねぎを作るとき、フライパンに焦げつきを感じたら、その部分に少々の水を加えてヘラでこすってはがすようにするとよいです。こうすることで茶色が増します。
- ターメリック、ヨーグルト、トマトが多く入ると明るい色のカレーになります。ダークに作りたい場合は入れすぎないようにします。
- 食べた人からは、このカレーはチャパティーやナンよりもごはんに合うと好評です。私がインドで食べたときもごはんと合わせていました。
- 写真では、素揚げにしたカレーリーフを少々トッピングしています。
Tips about cuisine
- 「チキンドピアザ」のインドでよくある表記は「Chicken dopiaza」。
- 「Chicken」(チキン)は鶏肉、「Do」(ド)は2重(英語のdouble)、「Piaza」(ピアザ)は玉ねぎの意味。よって「Dopiaza」(ドピアザ)は「ダブルオニオン」の意味。現地では料理名に含まれる食材は香辛料仕立てで(いわゆるカレーとして)調理されるため、「Chicken dopiaza」(チキンドピアザ)は「玉ねぎをたっぷり使ったチキンカレー」のような意味になる。
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