イガドコンセボージャ
イベリア半島では意外にイガド(レバー料理)が目立ち、しかもそれがなかなかに美味しく料理されます。たまねぎにじっくりと火が通っていて味わい深いです。レバーは火を通しすぎるとボソボソして美味しくなくなるので、「予熱で10割」すなわちフライパン上では9割を見計らうのが、レバー料理を美味しくするコツです。
材料
(2人分):
- レバー(※1)
- 100 g
- 塩
- 小1/3
- 玉ねぎ
- 1/3個
- サラダ油
- 大2
- オリーブオイル
- 大2
- ※1:レバーは、豚レバーか牛レバーがよいです。
調理時間
:30 分
作り方
:
- レバーを6~7 mmくらいの厚さにスライスし、まな板に並べて片面に塩をまんべんなくふっておく。
- 玉ねぎを、繊維を断つ方向に千切りにする。
- 玉ねぎ、サラダ油、オリーブオイルをフライパンに入れて中火にかけ、くたくたになり茶色みがかるまで炒めて、皿に取り出しておく。
- 玉ねぎを取り出したあとのフライパンを中火にかけ、レバーをきれいに並べて入れ、レバーに7割火が通ったら裏返す。
- レバーにほぼ火が通ったら、レバーを取り出して皿に乗せ、玉ねぎ炒めを乗せて出来上がり。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- オリーブオイルだけでソテーすると風味が強く出るので、さらっと炒めるためにサラダ油を混ぜています。
- レバーの血抜きはしなくてよいです。
- レバーは火を通しすぎるとぼそぼそになるので、予熱で10割火が通るよう、すなわちフライパンの中で完全に火が通らないように注意すると、レバーがぼそぼそせずに美味しくいただけます。
Tips about cuisine
- 「イガドコンセボージャ」のスペイン語(スペイン、セウタ、メリリャの公用語、ジブラルタルとアンドラで通じやすい言語)の綴りは「Hígado con cebolla」。
- 「Hígado」(イガド)はレバー、「con」(コン)は「~と」(英語のwith)、「cebolla」(セボージャ)は玉ねぎの意味。よって「Hígado con cebolla」(イガドコンセボージャ)は「レバーと玉ねぎ」の意味になる。
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