パーガッカーイカリ
-
国
:スリランカ料理
-
現地表記
:பாகற்காய் கறி(タミル語)
-
概要
:スリランカ北部風ゴーヤカレー
これはスリランカ北部のジャフナの料理です。ゴーヤの新しい味わいでの食べ方を発見した思いです。タマリンドで酸味があり、黒糖で甘味があり、唐辛子の辛味があり、ゴーヤの苦みがあります。これらが合わさるとどんな味になるのやら? と、食べた経験がないうちは、不思議な感じすらしますよね。しかしこの出来上がりは、ごはんによく合うゴーヤカレーです。日本人がイメージするカレーとはまるきり味わいが異なるので、世界は広いなあ、そしてカレーの世界は多様だなあと、またひとつ知る世界に、心がときめきます。
材料
(4人分):
- 鷹の爪
- 2本
- 緑豆(※1)
- 小1
- コリアンダーシード
- 小1/2
- ゴーヤ
- 1本
- タマリンドペースト(※2)
- 大1/2
- 水
- 1C
- ターメリックパウダー
- 小1/4
- 塩
- 小1/3
- 紫玉ねぎ
- 中1個
- ココナッツミルクパウダー
- 大3
- ぬるま湯
- 1/2C
- 黒糖(※3)
- 小1
- カレーリーフ(※4)
- 10枚
- ※1:緑豆がなければ、同量のレンズマメか米で代用します。
- ※2:タマリンドペーストは輸入食材店で購入可能。私はカルディで購入しました。代用は、1.5倍量のレモン果汁に黒糖少々を混ぜて使います。
- ※3:黒糖がなければハチミツ、それもなければ普通の砂糖で代用します。ヤシ砂糖があると現地のレシピ通りになります。
- ※4:カレーリーフがなければ、カレーリーフ10枚をベイリーフ1枚で代用します。
調理時間
:40 分
作り方
:
- 鷹の爪はヘタと種を取って1cm輪切りにする。
- フライパンを強火で熱し、鷹の爪、緑豆、コリアンダーシードを入れて常に揺さぶり、軽く色づき風味が出るまで乾煎りし、取り出しておく。
- 粗熱が取れたらパウダーミルなどに入れ、粉末スパイスを作る。
- ゴーヤを5cm輪切りにし、フルーツナイフなどで中のワタと種を取り除き、次に5~7mm幅に輪切りにする。
- 紫玉ねぎを5mm幅の薄切りにする。
- フライパンにタマリンドペースト、水、ターメリックパウダー、塩、ゴーヤを入れて中火にかけ、ときどきひっくり返しながら、フタをした状態でゴーヤを煮る。
- ココナッツミルクパウダーをぬるま湯に溶いておく。
- ゴーヤのフライパンに、紫玉ねぎ、粉末スパイス、黒糖、カレーリーフを入れ、フタをした状態でゴーヤが柔らかくなるまで煮る。
- フタを外し、ココナッツミルク液を入れて混ぜ、とろみがつくように水分を飛ばしていく。
- 味見をして、塩加減や甘さ加減を好みに調える。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- 紫玉ねぎを油で炒めてから加えるレシピもあります。
- このレシピではココナッツミルクパウダーを使用しましたが、ココナッツミルク缶を使ってもよいです。
- 仕上げにパクチーを散らしたりすると綺麗です。この写真では、緑のししとうと赤く熟したししとうを1本ずつ刻んで、仕上げにひと混ぜしています。
Tips about cuisine
- 「パーガッカーイカリ」のタミル語(スリランカの公用語)の綴りは「பாகற்காய் கறி」。
- 「பாகற்காய்」(パーガッカーイ)はゴーヤ、「கறி」(カリ)はおかずを指す。スリランカではおかずの基本調味料が香辛料であり、日本語ではカレーと置き換えることができるため、「பாகற்காய் கறி」(パーガッカーイカリ)は「ゴーヤカレー」と訳すことができる。
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