ジャンバラヤ
-
国
:米国料理
-
現地表記
:Jambalaya(英語)
-
概要
:肉や魚介類のスパイシー炊き込みごはん
ジャンバラヤは肉や魚介類を炊き込み、風味の良いスパイスを利かせて作る炊き込みご飯です。米国南部で地元と移民の文化が混交した、いわゆるクレオール料理の代表的な一品です。現地のレシピでは、ごはんが炊けたあとパイ皿にあけてパン粉をふり、バターをたっぷり乗せてさらに数十分かけてオーブン焼きにすることもあるほど手の込んだレシピですが、ここではごはんが炊けた状態で蒸らして仕上げるタイプなので安心して取り組んでみてほしい。また、ケイジャンスパイス(ケイジャンシーズニング)を事前に買うか自作しておくことで当日簡単に作れるレシピですが、ない場合の代替案は下のコツ欄に掲載しています。
材料
(3~4人分):
- 米
- 1.5合
- 鶏手羽元(※1)
- 300 g(※1)
- むきエビ(※1)
- 100 g
- 水
- 300 mL
- 塩
- 小1/4
- 鶏がらスープの素
- 小1/4
- ケチャップ
- 大2~3
- ケイジャンスパイス(※2)
- 大1
- サラダ油A
- 大1
- ピーマン
- 1個
- 玉ねぎ
- 1/4個
- にんじん
- 玉ねぎと同量
- セロリ
- 10 cm
- サラダ油B
- 大1
- ※1:具には決まりがなく、鶏手羽元とエビは一例です。ソーセージ類もよく使われます。ここでは大きめの手羽元を4本使いました。
- ※2:ケイジャンスパイス(ケイジャンシーズニング)はリンク先を見て手作りするか、輸入食材店などで買い求めておきます。ない場合は下のコツ欄を参考に手元のスパイスを使います。
調理時間
:(米の浸水時間と炊飯後の蒸らし時間を除く)
作り方
:
- <事前準備>米を研いで夏は30分以上、冬は1時間以上水(分量外)に浸けておく。
- <調理開始>米をザルにあげておく。
- 鍋に水を入れ「水300 mLを入れた時の高さ」を覚える。
- 鍋に鶏手羽元とエビを入れて強火にかけ、沸騰後は弱火にしてフタをし(吹きこぼれやすい鍋ならフタを少しずらす)、10分ほど煮る。
- 鶏肉を1つ切ってみて中まで火が通っていたらエビと鶏手羽元を取り出し、スープに水を入れて300 mLに戻し、塩と鶏がらスープの素を加えて溶かし、味見をして「美味しいスープ」と思える塩加減と旨味加減に調える。
- そのスープにケチャップとケイジャンスパイスを入れて味見をし、好みでスパイスを足して美味しいスパイシースープにしておく。
- フライパンにサラダ油A(大さじ1)を入れて中火で熱し、米の表面をまんべんなく炒め、取り出しておく。表面に油がゆきわたれば中まで火が通らなくてよい。
- ピーマン、玉ねぎ、にんじん、セロリを薄切りにしてから1 cm角のサイズに切る。
- 米を取り出したフライパンにサラダ油B(大さじ1)を入れて強火で熱し、ピーマン、玉ねぎ、にんじん、セロリを入れて炒める。
- 炊飯する鍋(または少量が炊ける炊飯器)に米、スパイシースープ、野菜を入れて混ぜ、鶏手羽元とエビを乗せ、フタをして沸騰させ、沸騰後は極弱火にして20分炊く(炊飯器の場合は炊飯スイッチを押す)。
- 鍋から蒸気が出なくなり米が炊けたと思われたら、フタをあけて米の上部を食べてみて、炊けていることを確認し、鶏肉を取り出して全体を混ぜてから鶏肉を乗せてフタをし、鍋をタオルで巻くなど保温をして10分以上蒸らす。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- ジャンバラヤは起源が不明な料理で、多様なレシピが存在します。ここでは鶏手羽元とエビをあわせるレシピを掲載していますが、色も具も多様で決まりがないので、米と具とスパイスを使う範囲であれば自由にアレンジできます。
- 鍋炊きのレシピですが、1合の米でも炊ける炊飯器があれば調理がとても簡単になります。
- 鍋炊きの場合は、冬だと鍋の周辺が冷たくうまく炊けないことがあります。タオルを乗せるなどして、安全な範囲で保温をするとうまく炊けます(燃え移らないように注意する)。
- 日本の米を使う場合は特にべたつく仕上がりになりやすいので、米を油でコーティングするように炒めることが大事です。
- ケイジャンスパイス(ケイジャンシーズニング)がない場合は、含まれている香辛料のうちあるものを加えます。主要スパイスであるパプリカ・こしょう・カイエンペパーがある場合は、それぞれ大さじ1/2、小さじ1/2、小さじ1/8を加えて味見をしながら作るとよいでしょう。
- 蒸らし時間に1時間ほどかけると、味と油が浸透し、米が一層パラっと仕上がって美味しいです。その場合は電子レンジで再加熱してほかほかにしてから卓上に出すとよいです。
Tips about cuisine
- 「ジャンバラヤ」の英語(米国の公用語)の綴りは「Jambalaya」。
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