紫菜汤(ズーツァイタン)

  • 中国料理

  • 現地表記

    :紫菜汤(中国普通話)

  • 概要

    :海苔のスープ

紫菜汤(ズーツァイタン)

中国と、日韓では、海苔の食べ方が違っていて、日本や韓国ではシート状の海苔が主流でも、中国では岩のりを円盤状に固めて売ってあるものが多い印象です。「紫菜汤」(ズーツァイタン)は中国でよく作られている海苔のスープで、例えば餐盘(サンパン;おかずを仕切って盛り付けるステンレスプレート)につくスープなどでは定番です。この中華な海苔のスープが好きになって、私も日本で作っています。作り方は簡単で美味しいです。ポイントは、日本で飲む中華スープを湯で2~3倍に薄めたような、「うわっ!薄味!」と思うくらいにして、ほかのおかずの口直しにすることです。中華料理は味がしっかりして油分が多いおかずが多いので、こういう汁物が良い存在になるのです。そして薄味のほうが海苔の風味が美味しく感じられるので、薄味仕立てで是非作ってみてください。

材料

4人分):

800 mL
鶏がらスープの素
小1/2
小1/2
醤油
小1/2
こしょう
小1/8
味の素
小1/8
海苔(※1)
全型1枚(※1)
白ねぎ
10 cm
  • ※1:海苔は、日本の板海苔でよいです。全型1枚は21×19 cmです。

調理時間

作り方

  1. 鍋に、調味料は控えめにして、海苔以外の材料を全部入れ、中火で加熱する。
  2. スープが沸くまでの間に、海苔を1~2 cm角くらいのサイズに切り(ハサミでも手ちぎりでもよい)、白ねぎを斜め薄切りにする。
  3. スープが温かくなって調味料が溶けたら味見をし、薄味のスープとして味を調える。
  4. 海苔と白ねぎを加え、ひと煮立ちしたら出来上がり。
  5. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 中国の海苔と日本の海苔は形状や性状が少し違うのですが、ここでは日本の海苔を使うレシピとしています。
  • スープがさらっとしていると海苔が沈みやすいのですが、とろみが欲しい時は、海苔とネギを入れる前に水溶き片栗粉を加えてもよいです。
  • 現地によくある紫菜汤(ズーツァイタン)は薄味であることが多かったので、ここでもほかのおかずの口直しになるような薄さにしました。ほかのおかずの味の濃さによって調味料を加減するとよいです。

Tips about cuisine

  • 「紫菜汤」(ズーツァイタン)のピンインは「Zǐ cài tāng」。
  • 「紫菜」(ズーツァイ)は海苔、「汤」(タン)はスープの意味。よって「紫菜汤」(ズーツァイタン)は「海苔のスープ」の意味になる。
  • 「紫菜汤」を日本の漢字で表記すると「紫菜湯」になる。
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