バワンゴレン

バワンゴレン

玉ねぎは、和食にはあまり使われない食材ですが、例えば台湾やその南にあるマレー系の国々などではサクサクフライドオニオンが頻繁に料理に使われます。自家製のものは作りたての美味しさがあり、口の中でサクサクとし、「食感」という新たな美味しさを料理に与えます。スープに、魚料理に、肉料理に、麺類にと、使い道を選ばずじゃんじゃん消費できる料理なので、玉ねぎ3個分を作っても使い切るのは容易です。なお現地ではかすかにラッキョウ風味がする美味しい小粒玉ねぎを使いますが、ここでは日本の普通の玉ねぎを使ってレシピ化しています。

材料

作りやすい量):

玉ねぎ(※1)
3個
小麦粉(※2)
大1
揚げ油
適量(※3)
  • ※1:小柄な紫玉ねぎを使うとよいが、ない場合は普通の玉ねぎで代用。
  • ※2:薄力粉や中力粉など。
  • ※3:揚げ物をする鍋に深さ3 cm以上の油。

調理時間

作り方

  1. 玉ねぎを繊維に沿って4つ割りにし、まな板の上で横にして置き、繊維を切るように薄切りにする。
  2. キッチンペーパーを敷いたザルに入れ、扇風機の風を当てるなどして、30分くらい風乾させる。
  3. 揚げ油を170~180℃に加熱開始。
  4. 大きなポリ袋などの中に入れ、小麦粉を入れ、空気を入れて風船のようにして口をとじ、シェイクして小麦粉を全体にまんべんなくゆきわたらせる。
  5. 玉ねぎを揚げ油に落とし、焦げすぎないように気をつけながら揚げる。
  6. 揚げ終わったらキッチンペーパーの上に取り出し、余分な油を吸わせて除く。
  7. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 開封したての新しい油を使うとカラっと揚がります。
  • カラっと揚げるために、取れる水分は取ったほうが美味しく、私はキッチンペーパーと風により事前乾燥しています。これをやると出来上がりがまるで違います。
  • 網じゃくしを使い、玉ねぎがなるべく空気に触れないように沈めながら揚げるとよいです。
  • 低温で揚げるとカラっと揚がらないので注意します。
  • キツネ色になった後は色の変化が急速であることと、取り出した後も予熱で焦げが進行することを考慮し、目的とする色合いの一歩手前で引き出すことが大事です。油の中で目的の色になるまで待つと失敗します。
  • フライドオニオンを作ったあとに残る油はとっても旨味があって美味しいので、以後の料理に活用できます。

Tips about cuisine

  • 「バワンゴレン」のインドネシア語やマレー語での綴りは「Bawang goreng」。
  • 「Bawang」(バワン)は現地の玉ねぎ(ラッキョウのような風味があるので日本のものとは品種が違う。エシャロットとも表現される。)、「Goreng」(ゴレン)は揚げるという意味。よって「Bawang goreng」(バワンゴレン)はフライドオニオンないしフライドエシャロットのような意味になる。
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