カルパッチョディペシェ

  • イタリア料理

  • 現地表記

    :Carpaccio di pesce(イタリア語)

  • 概要

    :魚の身の薄切りの軽いマリネ仕立て

カルパッチョディペシェ

カルパッチョといえば、本来イタリアでは牛肉のお刺身ですが、現代では、魚のカルパッチョもイタリアで食べられています。魚のカルパッチョは、レモン果汁やビネガーなどの酸味をつけるような、いわゆるマリネで、今回作ったレシピも、オリーブオイルとビネガーのシンプルなレシピにしました。シンプルなベースの中でアクセントになるのが、砕きたての黒こしょうです。

材料

2人分):

白身魚(※1)
100g
オリーブオイル
大1
ワインビネガー(※2)
大1
トマト(※3)
小1個
黒こしょう粒
10粒
バジル(※3)
仕上げに飾る量
  • ※1:タイやハタなど、白身の美味しいお刺身になる魚を選びます。
  • ※2:白ワインビネガーがあるとよいです。ない場合はリンゴ酢などのフルーツ酢かレモン果汁、それもない場合は日本の米酢でよいです。
  • ※3:トマトとバジルは色どりの野菜なので、なくてもよいです。

調理時間

:40 分

作り方

  1. 盛り付ける皿と魚の切り身とトマトを、予め冷蔵庫で冷やしておく。
  2. 魚の切り身を薄切りにして、お皿に並べる。
  3. ボウルにオリーブオイルとワインビネガーを入れ、泡だて器でよく撹拌して、7割方の量を魚の切り身の上にかけ、冷蔵庫に30分置いておく。
  4. トマトを角切りにしてボウルに入れて、ボウルに残った調味料がトマトに絡むように混ぜ、冷蔵庫で冷やしておく。
  5. その間にブラックペパー粒をすり鉢かスパイスミルで破砕しておく。
  6. 30分経って、魚の肉がビネガーの酸で白くなってきたことを確認して、皿にトマトを盛り付け、魚の切り身の上に黒こしょうをふりかける。
  7. 仕上げにバジルを飾って、出来上がり。
  8. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 魚は一匹の丸魚から刺身を作れれば最高です。切り身をサクで買って、自宅で薄切りにしてもよいです。
  • この写真ではアコウ(キジハタ)の切り身を使っています。
  • 粒こしょうは、ミルサーで挽いてもよいのですが、粗く砕けただけの粒がなかなか美味しいので、すり鉢などで砕いてみると良いと思います。
  • オイルとビネガーをかけてすぐに食べてもよいのですが、酸で魚肉のタンパク変性が起こった頃が大変に美味しいので、ここでは冷やしながら30分置くレシピにしています。

Tips about cuisine

  • 「カルパッチョディペシェ」のイタリア語(イタリアの公用語)の綴りは「Carpaccio di pesce」。
  • 「Carpaccio」(カルパッチョ)は薄切りの具材あるいはそのマリネ、「di」(ディ)は英語のof、「pesce」(ペシェ)は魚の意味。よって「Carpaccio di pesce」(カルパッチョディペシェ)は「魚のカルパッチョ」あるいは「魚の身の薄切りのマリネ仕立て」のような意味になる。


本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
出典URL付記リンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやTwitterにおける情報の小規模な引用や紹介。
事前連絡出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動や出版等で、当サイトおよび当管理人のもつ料理レシピや写真を活用・使用したい場合(料金は≫こちら)。
事後連絡でもよいのでお寄せ下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。
ご遠慮ください】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用ならびに営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。