酸辣土豆丝(サンラートートースー)

  • 中国料理

  • 現地表記

    :酸辣土豆丝(中国普通話)

  • 概要

    :細切りじゃがいもの酸味&辛味炒め

酸辣土豆丝(サンラートートースー)

これは私が好きな中国料理。じゃがいもの千切りを炒めたものです。中国では、土豆(トートー、じゃがいも)の千切り(丝、スー)の炒め物は全土いたるところで食べられていて、各地の食堂でもメニューに載る有名おかずです。飲食店ばかりでなく家庭料理でも大変にポピュラーなものです。じゃがいもの火の通し方さえ間違えなければ、簡単なおかつすごーく絶品。食べてくれた人は、この絶品の歯ごたえに感心してくれます。

材料

3~4人分):

じゃがいも
大2~3個(※1)
鷹の爪
2本
長ねぎ(青い部分でもよい)
5 cm
サラダ油
大2
大1
味の素
好みで少々~小1/8
パクチー
好きな量(※2)
  • ※1:じゃがいもは500gくらいを想定しています。
  • ※2:パクチーは仕上げのトッピングなので、量は多くても少なくてもよく、ない場合は省いてよいです。

調理時間

:15 分

作り方

  1. じゃがいもの皮をむき、4 mm幅の輪切りにしてから、4 mm幅の千切りにする。
  2. 長ねぎは縦半分に切ってから3 mm幅の千切りにする。
  3. 鷹の爪のヘタを取り、粗くちぎるか、またはキッチンばさみで2 cm長さに切る。
  4. フライパンにサラダ油を入れて強火で熱し、最初に鷹の爪を入れ、続いてじゃがいもと長ねぎを入れる。
  5. フライパンをあおりながら上下を返し、強火で短時間で火を通すように炒める。
  6. じゃがいもに透明感が出始めたら(火が通り始めてきたら)、塩、酢、味の素を入れ、引き続きフライパンをあおりながら強火で炒める。
  7. 随時味見をし、塩加減や旨味加減を確認し、必要があれば調える。じゃがいもが生でなくなったことを確認した時点で火からおろし、皿に盛る。
  8. あればパクチーを少々トッピングして、出来上がり。
  9. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • じゃがいもを千切りにしたあと水にさらすレシピもありますが、残った水分が強火調理の邪魔をするのでここでは水さらしをしません。現地でも水にさらさない調理人もいます。
  • 唐辛子の種は取っても取らなくてもよいです。
  • 唐辛子を強火で炒めると黒ずみますが、調理前に水にくぐらせてしばらく皿の上に置いておくと、黒ずみにくくなり、赤い色がきれいに保てます。
  • 中華鍋があればそれを使います。
  • 炒めすぎないことが大事です。また、生でなくなったらすぐにお皿に移すことで予熱による過熱を防ぎます。
  • 肝腎の炒め具合ですが、中国人も鍋をふりながらひとつ食べて確認し、を何回か行っています。「生でなくなった&これなら食べられる」と感じるところで火からおろします。そうすることで絶妙の食感を味わえます。
  • 味の素は任意ですが、これだけシンプルな調理となると、入れないと中国の味になりません。

Tips about cuisine

  • 「酸辣土豆丝」(サンラートートースー)のピンインは、「suān là tǔ dòu sī」。
  • 「サン」(酸)は酸味、「ラー」(辣)は辛味、「トートー」(土豆)はじゃがいも、「スー」(丝)は細切りや千切りの意味である。よって「サンラートートースー」(酸辣土豆丝)は「細切りじゃがいもの酸味と辛味仕立て」のような意味になる。


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