哨子面(シャオズメン)

  • 中国料理

  • 現地表記

    :哨子面(中国普通話)

  • 概要

    :手延べ麺と角切りの具の酸辣仕立て

哨子面(シャオズメン)

これは中国西方の縁起の良い麺料理。「長寿麺」が転じて臊子面(サオズ麺)又は哨子面(シャオズ麺)と呼ばれるようになったようです。手延べ麺を酸辣(酸味と辛味)仕立ての汁でいただきます。お肉や野菜が角切りになって、トマト仕立ての赤い汁が美味しさと縁起の良さを増しています。更にそこに黒酢と辣椒(ラージャオ、唐辛子の多い辣油のようなもの)をかけていただきます。

材料

2人分):

豚肉(※1)
100g
大根
5cm
人参
1/2本
きくらげ
少々
600mL
トマト(※2)
1/4個
鶏がらスープの素
小1
小1/2
こしょう
少々
五香粉(※3)
少々
味の素
少々
黒酢(※4)
大1.5
うどんの麺(※5)
250g(※5)
油泼辣子(※6)
大1~2
パクチー
刻んで大1
小ねぎ
刻んで大1
  • ※1:豚肉は塊肉でも薄切り肉でも構いません。
  • ※2:トマトは赤く熟したものを使います。季節が合わず完熟トマトがない場合はトマト缶(ダイス)の中身を使います。
  • ※3:五香粉がなければシナモンパウダーとクローブパウダーを少しずつ入れるか、八角を使ってもよいです。それもなければ省いてよいです。
  • ※4:中国の黒酢と日本の黒酢は味わいが違うので、できれば中国の黒酢を使います。なければ日本の黒酢、それもなければ普通の酢を使います。
  • ※5:うどんの麺はコシがある細めの麺が最適です。自分の手打ち麺のほか、冷凍さぬきうどんやコシのあるうどん乾麺などを使います。ゆであがった状態で1人120gくらいを使います。よって乾麺を使う場合はその半分弱の重量を目安にします。
  • ※6:油泼辣子は手作りの現地風の辣油です。10分くらいで作れるので、事前に作っておくとよいです。ない場合は市販の辣油を底に沈んだ唐辛子ごと使います。

調理時間

:30 分

作り方

  1. 豚肉と大根を1cm角切りにして鍋に入れ、水を入れ、強火にかけて沸騰させる。
  2. にんじんときくらげを1cm角切りにして鍋に入れる。
  3. トマトを1cm角切りにして鍋に入れ、よく煮えたら火加減を弱め、鶏がらスープの素、塩、こしょう、五香粉、味の素を加える。
  4. 黒酢を味見をしながら少しずつ加えて好みの酸味加減にし、あわせて塩加減や旨味加減も調える。
  5. 別の鍋に湯を沸かし、うどんをゆでる。
  6. その間にパクチーと小ネギを刻んでおく。
  7. 丼にゆであがったうどんを入れ、好きな量の油泼辣子を目安に入れ、パクチーを乗せ、スープと具を注ぎ、更に上から油泼辣子をかけて水面を赤くし、小ネギを乗せて出来上がり。
  8. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 羊肉を使うレシピもあります。
  • 豆腐や薄焼き卵を具に入れるレシピもあります。
  • 豚肉を早めに入れると味が出て、大根を早めに入れると透き通って美味しさが増すので、このレシピでは、豚肉と大根から煮込みを開始しています。
  • 酢は製品によって酸味加減が異なるので、一気に全量を入れず、少しずつ入れて味を見ながら加えるほうがよいです。
  • 出来上がりは酸味と辛味が利いた「酸辣味」にするので、苦手でなければ、酢と油泼辣子はしっかりと利かせます。

Tips about cuisine

  • 哨子面(サオズメン)のピンインは「shào zǐ miàn」


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