ガリーニャ

  • モザンビーク料理

  • 現地表記

    :Galinha(ポルトガル語)

  • 概要

    :鶏肉のトマト煮

ガリーニャ

アフリカの料理って美味しいんです。こういった、鶏肉をトマト煮にする料理もいろんな地域にありますが、きっと元気よく育った地鶏を使うから、美味しさが段違いなのでしょうね。日本で美味しい鶏のトマト煮を再現したくて、旨味がとびっきり出るように工夫し、あとはアフリカの料理では定番の、マギーコンソメをここでも補助的に使用して、現地の味わいを再現してました。いったんかぶる量の水を加えて、煮込んで水を減らすことで、柔らかくなり、骨から旨味が出るのがコツです。

材料

4人分):

骨付き鶏肉(※1)
300g
小1/2
こしょう
少々
薄力粉(※2)
大1
サラダ油
大3(※3)
玉ねぎ
中1個
トマトピューレ(※4)
大2
鶏肉がかぶる量
コンソメ(※5)
顆粒なら小1/2
  • ※1:骨まで切断されたぶつ切り肉がよい。肉をおおまかに取って他の料理に使って、肉がおおまかに残った程度の、骨まで切断されたぶつ切り肉もよい。鶏手羽を包丁の根本の角で叩いて切断するのも美味しい仕上がりになります。
  • ※2:薄力粉を使わないレシピもあります。しかしほどよくとろみをつけると良い仕上がりになるのでここでは加えています。
  • ※3:アフリカ料理なので多めに油を使っています。好みで加減します。
  • ※4:生のトマトをブレンダーで撹拌したものや、トマト水煮缶の中身をブレンダーで撹拌したものなどで代用できます。その際の分量は1Cくらいを目安にします。
  • ※5:アフリカではマギーコンソメが流通しているので、マギーを使うと味が似ますが、他のブランドでも、なければ鶏がらスープの素でもよいです。

調理時間

:40 分

作り方

  1. 鶏手羽などを使い骨を切断する場合は、包丁の根本の角で包丁に切れ目を入れ、最終的にブツ切りになるように切断します。
  2. 鶏肉に塩とこしょうを均一になるようにまぶし、さらに薄力粉を均一になるようにまぶす。
  3. 小鍋にサラダ油を入れて中火で熱し、鶏肉につかなかった余計な粉を払い落して鍋に入れ、全面に火を通す。
  4. 鶏肉の表面がきつね色に焼けたら、鶏肉を鍋から取り出す(油は残す)。
  5. 玉ねぎをみじん切りにし、鍋に入れ、透きとおって柔らかくなるまで炒める。
  6. トマトピューレを加えて加熱しながら混ぜる。
  7. 鶏肉を鍋に戻し、鶏肉がかぶるまで水を加え、コンソメを加える。
  8. ときどき鍋底をこすって混ぜながら、中火で加熱を続ける。
  9. 水分が減ってきたら、味見をして、塩加減を調える。
  10. 水分の減らし加減は様々なので、好みの水加減まで減れば、出来上がり。
  11. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 鶏肉は、骨がぶつ切りになっているものを使うと美味しいです。
  • マラウイやモザンビークではトウモロコシ粉を湯で練ったものと一緒にいただきますが、パンやごはんともなかなか合います。
  • この料理は味がマイルドなので、アフリカ現地では辛い唐辛子ペーストが添えられます。日本であれば、豆板醤や一味唐辛子を添えるとよいです。
  • 鶏肉に薄力粉をまぶす工程を省くレシピもあります。
  • 水加減は、半量まで減るくらいから、水分がほとんど減って濃厚なソースが残るくらいまで、現地でもさまざまですが、主食を食べるために、ある程度水分が残っているほうが一般的です。
  • ソースを濃厚に煮詰める場合、途中でサラダ油大1を足して、油分を多くしておくと、主食が食べやすくなります。

Tips about cuisine

  • 「ガリーニャ」のポルトガル語(モザンビークの公用語)の綴りは「Galinha」。
  • 「Galinha」(ガリーニャ)は雌鶏の意味である。


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