青椒炒肺片(チンジャオチャオフェイピエン)

  • 中国料理

  • 現地表記

    :青椒炒肺片(中国普通話)

  • 概要

    :豚の肺とピーマンの炒め物

青椒炒肺片(チンジャオチャオフェイピエン)

肺って普通は売っていないけど、豚が食用にされる数だけ(いえ実際には豚の2倍の数が)生じるわけで、手に入れるルートがあれば是非とも本格中華の調理をおすすめします。心臓がハツと呼ばれるような俗称では、肺は「フワ」と呼ばれます。実にふわふわした食感があり、ふわふわしつつも弾力が強くて、口の中でよく噛んで食べる食感が楽しい。また、切り方によっては、肺の中の気管支や細気管支がコリコリして、噛むほどに美味しいのですよ。うーん、これは絶品だわ。普通にスーパーで変えればいいのにね、なんたって「2倍」の数ほども生じるのだからね。

材料

4人分):

豚の肺
200 g(※1)
にんにく
2かけ
生姜
にんにくと同量
鷹の爪
1本
ピーマン
5~6個
豆豉(トウチー)(※2)
小2
日本酒
大1
醤油(※3)
大2
砂糖
小1/2
小2/3
味の素
好みで少々
サラダ油
大3
  • ※1:豚の肺は、ラーメン丼1杯分くらいを使いました。
  • ※2:豆豉(トウチー)は中国料理の食材として市販されている発酵した豆です。なければ省き、味見で塩分を調整します。
  • ※3:醤油は日本の醤油でよいです。

調理時間

作り方

  1. 豚の肺は、8 mmくらいの厚さに切ってから、3 cm×3 cmくらいの角切りにする。
  2. にんにくと生姜をみじん切りにし、鷹の爪を1 cm長さの小口切りにし(種は取り除く)、ピーマンを縦に6つ割りくらいに切っておく。
  3. 豆豉(トウチー)、日本酒、醤油、砂糖、塩、好みで味の素を計量しておく。混ぜても別々でもよい。
  4. フライパンを強火にかけてサラダ油を入れ、鷹の爪、にんにく、生姜を入れて炒め、ピーマンと肺を入れて炒め、調味料を全部入れ、肺に火が通るまで混ぜながら炒める。
  5. 味見をして、塩加減などを好みより少し強めに調えて出来上がり。
  6. Enjoy!

材料と調理のこつ

  • 肺は弾力が強い組織なので、最初に薄切りにしておくことで食べやすくなります。
  • 肺の中は肺胞という空気の袋がたくさんあり断熱性が高いため、火が通るのに、いつもの調理の感覚よりも長時間かかります。
  • 肺は弾力が強いため口の中でよく噛まないと食べられません。よって噛んでいる間も美味しさが感じられるよう、味付けは濃いめに整えます。
  • 肺の味は、異様に辛さが合います。よって食べるときに一味唐辛子をふってもよいです。

Tips about cuisine

  • 「青椒炒肺片」(チンジャオチャオフェイピエン)のピンインは「qīng jiāo chǎo fèi piàn 」。
  • 「青椒」(チンジャオ)はピーマン、「炒」(チャオ)は炒める、「肺」(フェイ)は肺、「片」(ピエン)は小さく薄く切ったものの意味。よって「青椒炒肺片」(チンジャオチャオフェイピエン)は「肺の薄切りとピーマンの炒め物」のような意味になる。
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