チルケパプリカーシュ
-
国
:ハンガリー料理
-
現地表記
:Csirkepaprikás(ハンガリー語)
-
概要
:パプリカ仕立てのチキン
パプリカパウダーはハンガリー料理の象徴です。この料理は、パプリカパウダーがなければごくシンプルなチキンソテー。でもパプリカパウダーが入ることで、素晴らしい風味のソースが出来上がります。この料理はサワークリーム(発酵乳製品)が入るので、パプリカの赤は不透明で美しい赤橙色になります。パプリカパウダーの奥ゆきのある香りが口に広がると、なんだかハンガリーに帰ってきたかのように記憶が呼び起こされます。
材料
(2人分):
- ラード(※1)
- 大1
- 鶏もも肉(※2)
- 250~300 g(※2)
- 玉ねぎ
- 1/3個
- にんにく
- 1かけ
- トマトピューレ(※3)
- 大2
- パプリカパウダー
- 大2弱
- 水(※4)
- 150 mL
- 鶏がらスープの素(※4)
- 小1/2
- 塩
- 小1/2
- ホワイトペパー(※5)
- 少々
- ヨーグルト
- 小2
- 生クリーム
- 小2+小2
- 薄力粉
- 小1
- ※1:ラードがなければ牛脂かサラダ油でよいです。
- ※2:写真はもも肉で作っていますが、鶏肉の部位は問いません。手羽元や骨付きレッグなどで作っても美味しいです。重さはもも肉1枚分です。
- ※3:トマトピューレがない場合、トマト缶の中身をミキサーにかけたものや、生トマトをミキサーにかけたものを使ってもよいです。
- ※4:現地ではチキンストック(鶏のダシ)が市販されていて、よくそれを加えるので、水と鶏がらスープの素はその代用です。
- ※5:普通のこしょうだと色が黒いので、あればホワイトペパーを使います。なければ普通のこしょうでよいです。
調理時間
:
作り方
:
- フライパンにラードを入れて中火にかけて融かし、鶏もも肉を、皮を下にして入れ、鶏もも肉を覆うサイズの鍋に水を張ってもも肉に乗せた状態で、片面3、4分ずつ、じっくりとソテーする。
- その間に玉ねぎとにんにくを細かいみじん切りにする。
- 鶏肉に乗せていた鍋を外し、鶏肉を別の皿に取り、フライパンに残った油で玉ねぎとにんにくをじっくり炒める。
- 玉ねぎとにんにくが淡いキツネ色になったら、トマトピューレを加えて炒める。
- フライパンの火を止めて、鶏肉を食べやすい大きさ(もも肉なら4等分など)に切り分ける。
- フライパンにパプリカパウダーを入れ、ダマを溶くように混ぜる。
- フライパンに、水、鶏がらスープの素、塩、ホワイトペパー、鶏肉を切ったときに出た肉汁を入れて火にかけ、全体をひと混ぜし、鶏肉を戻し入れて、再度中まで熱くなるようにフタをして弱火で10分間煮る。
- その間にヨーグルト小さじ2、生クリーム小さじ2、薄力粉を混ぜておく。この段階で卓上準備もしておく。
- フライパンのフタをあけ、盛り付ける皿に鶏肉を乗せ、煮汁にヨーグルトミックスを入れて均一に混ぜ、再度加熱してとろみをつける。なめらかなソースにする場合はとろみがついた状態でハンドブレンダーかミキサーを使ってソースを撹拌する。
- 鶏肉の上にソースをかけ、残りの生クリームをまわしかけて出来上がり。
- Enjoy!
材料と調理のこつ
:
- このレシピの分量を2人分とすると、ソースが多く、パンですくって食べても美味しいレシピとなります。
- 玉ねぎとにんにくからソースの美味しさが出るので、玉ねぎとにんにくは、最初ごく薄切りにして、それからみじん切りにするとよいです。
- パプリカパウダーを入れるとき、フライパンが熱されていると焦げて苦くなるので、パプリカパウダーを加えるときは火を止めておきます。
- ヨーグルトと生クリームを等量混合することで、現地のサワークリームを再現しています。
- ヨーグルトと生クリームのミックスを一気にフライパンに入れてしまうと、白くなりすぎたときに復旧が大変なので、少しずつ加えて好みのオレンジ色に仕上げます。
- 仕上げにハンドブレンダーを使ってソースを撹拌すると、玉ねぎのつぶつぶがなくなり、ざらざらしないなめらかな食感のソースになります。
Tips about cuisine
- 「チルケパプリカーシュ」のハンガリー語(ハンガリーの公用語)の綴りは「Csirkepaprikás」。
- 「Csirke」(チルケ)は鶏肉、「Paprikás」(パプリカーシュ)は「パプリカ味の」や「パプリカ煮」といった意味合いで、よって「Csirkepaprikás」(チルケパプリカーシュ)は「パプリカ仕立てのチキン」といった意味になる。
本記事、レシピ内容及び写真の著作権はすべて管理人:松本あづさ(プロフィールは≫こちら、連絡方法は≫こちら)にあります。読んでくれた方が実際に作って下されば嬉しいですし、料理の背景やTipsなど、世界の料理情報の共有を目的として、大事に作成しています。
【出典URL付記やリンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやXなどのSNSにおける情報の小規模な引用や紹介。
【事前連絡と出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動・サイト記事作成・出版等で料理レシピや写真を使用する場合は有料です(料金は≫こちら)。※無断使用が発覚した場合は料金3倍にて請求書を発行しますのでお支払い頂きます。
【事後連絡下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。※教職員の使用は上に該当するため有料です。
【禁止事項】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用または営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
【出典URL付記やリンクを貼れば小規模な範囲でOKなこと】
・ご自身のサイト、ブログ、FacebookやXなどのSNSにおける情報の小規模な引用や紹介。
【事前連絡と出典明記をお願いします】
・個人、団体、企業等の活動・サイト記事作成・出版等で料理レシピや写真を使用する場合は有料です(料金は≫こちら)。※無断使用が発覚した場合は料金3倍にて請求書を発行しますのでお支払い頂きます。
【事後連絡下さい(楽しみにしています)】
・学校や大学の宿題や課題で当サイトを活用してくれた児童・生徒・学生さん。※教職員の使用は上に該当するため有料です。
【禁止事項】
・大々的なコピペや読み込み、出版物への無断転載。
・商用非商用または営利非営利を問わず、個人、団体、企業等の活動や出版等での無断使用。
※免責事項:上記の引用に基づいて万が一損失・損害がありましても、対応はユーザーご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。